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Dead end world.  作者: NPTNs
区宮志悠編
7/34

コンビニで…… (上)

 携帯を覗くと時間は十五時三十三分を回った。

 脱出するとは言ったものの、昼飯を食べてないし走り回って疲れている。


「エス、メグ、脱出をするのはいいけれど、俺は今疲れてて体力が持ちそうにない。どこかで休めるようなところはないのか?」


 走っていた足を止める二人。そうだな、と腕を組んで考え込むエス。


「たしか近くにホテルか何かあったはずだ。そこに行って食料と寝床でも確保しておくか」


 メグはただ頷く。俺も異論はなく、近くを探すことになった。


「ところで志悠、君はそれの扱い方はわかるか?」


 エスが指差したのはニューナンブM60、リボルバー拳銃。本物の拳銃は玩具よりも重く、殺傷性もある。


「リボルバーだから、引き金を引くだけでいいんだろう?」


「その前にハンマーを引き起こす必要がある。それと実弾故に反動が強い。必ず仁王立ちでしっかり両手で構えて、撃つんだ」


 反動ってそんなにあるものなのか?


「それとこれは予備の弾丸だ。二十発分しかないが、君には十分だろう」


 ジャラッ、とエスがくれた透明の袋の中には弾丸が入っていた。装弾されている弾と合わせて二十五発、確かに十分な量だと思う。

 俺は拳銃については詳しくないから、とりあえず(ゾンビ)を殺せればなんでもいい。

 今は武器があるため、俺とエスとメグは手分けして探すことになった。


「(武器はあるけど、やっぱ怖いな……)」


 親友のアレから三時間しか経っていないのに、一週間くらい経った気分だ。

 街中もすっかり変わり果て、普段とは違う。

 曲がり角や狭い通路に気をつけながら探し回る。と、ここで一件のコンビニを発見する。


「(あそこなら食料を確保できるだろう、何もないよりはマシだ)」


 車の通らない道路を一直線に走り、コンビニへと足を運ぶ。このコンビニの周囲にはビルが少なく、店内は日の光が入り明るい。今のところは電気がとどいてあるから意味はないが。

 店内に入ると、いつものように店員が……立っていた。


「いらっしゃいませ」


「(……ええ!? この状況で働いてるのかよ!)」


 これには異常に驚いた。それに彼(男の店員)は噛まれておらず、爽やか笑顔でレジに立っている。

 自然と拳銃をスボンの腰に引っ掛けて服で隠した。


「(この人……絶対に気づいてない。でもいずれここにも屍は来るだろう)」


 これは大変困った……。

 彼は屍のことどころか、この街がどうなっているとか知らない。それはつまり普通に仕事をしているということだ。結論を言うと、商品にわざわざ金を出さなければならない。だが、そんなことをやっている暇などない。言い方は悪いが盗むという方法もある。しかしそれをやってしまえば、爽やか店員さんが叫んで屍を呼ぶ可能性も考えられる。


「(説明しても納得や理解はしてくれなさそうだし……)」


 殺す……?


「(いやいや、俺は何を考えている! 別の方法を考えろ……何か打開策はないのか!)」


 どうすればいいんだ! 店員にバレずに商品を手っ取り早く取る方法はないのか!?

 俺はとにかく、考えた。

打開策が見つからない…

というかふざけすぎてますね(笑…えない)


10/17 修正

12/02 修正

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