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ドリフト―TrifT―  作者: kishegh
第3章
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お知らせと小話

お久しぶりでございます。

幾らか書き溜めも出来ましたので今晩よりドリフト改投稿してまいります。

正式なタイトルは「TrifT―ドリフト―DRifT」です。

重ねただけですね、すいません。

別の話として書き直していますので、作者の投稿小説一覧の所から読んでいただければ嬉しいです。今後は此方では更新いたしません。新作の方をお読み下さい。

ちなみに後から言われると心が痛いので先に言っておきますが、平野耕太先生の「ドリフターズ」の存在は書き始めてから知りました。友人数人から突っ込まれましたが、けしてそこから引っ張ってきたとかではないです。しかし、英語を入れるとよりそれっぽくなっちゃいますかね?しかし、独語読みだとなんのこっちゃってなるような気がしましたので。


更にはなんだかよく分からない小話を描きましたのでここで発表をば。

時期的にはドワーフの里に行く直前くらい。

メインキャストは誰も出てきませんが、友人の話を聞いていて思いついたお話をとりあえずどうぞ。

王城の女官達三人の会話。


x「でさ、最近雰囲気が良いよね」


y「そーだねー、新王陛下優しそうな方だしね、最初は驚いたけど」


z「貴族の方…(ども)が居なくなったから楽だしな」


y「何で一回溜めておいて言い方悪くするのか理解できないけど、同感!あー行儀見習いの高ビー子女とかも居なくなったよね。良いよねぇーウザかったし」


x「そだね、仕事も出来ないのに威張り腐ってたからね」


z「新しく来られた軍の方々や宰相閣下も良いお方だしな。まぁ、ウォーリック騎士将閣下は常に酒の匂いがするので苦手だが」


x「でも、新王陛下が許したんでしょ?お酒」


y「らしいね」


z「他の方々も希望されたが流石に断られたらしいな。結構な事だが」


y「他の人たちもそれぞれお部屋にはお酒隠してるけどね。こないだ掃除してて見つけたよ」


x「そのくらいは良いんじゃない?前の貴族の将軍なんか王城内に女連れ込んだりしてたよ、妾だか何だか知らないけど」


z「勝手に人を登用して愛人を副官にしてたのも居たしな。それに比べれば可愛いものだ。軍には女性登用多いのに将軍や幹部は男ばかりだったからな、小汚い話なら腐るほどある」


x「あれだ、お貴族様の見栄とかそんなやつだ」


y「単純に仕事できなくてアッチにしか情熱無かったんじゃない?あたし達に手出そうとしてたのも居たしねー、気持ち悪かったねー」


x「結構言うね。でも、新しく来た方、あの方が布告出してからは無くなって良かったよね。軍律を犯したものは厳罰に処すって、かっこいいよねー」


z「実際に貴族まで裁いて見せたからな。一般兵なんかは震え上がるさ」


y「鬼とか呼ばれてるんでしょ?可哀相だよー、優しいしかっこいいのにー」


z「この間、宰相閣下に申し付けられて菓子をお運びしたんだが、甘いものは苦手と仰られてな。代りに頂いた」


xy「えええええー!!ずるいー」


z「美味しかった」


y「いいなーいいなー、私も何かそういうことないかなー?」


x「貴方基本的に北区専任じゃない、アルト様が居られるのって南区よ。接点の作りようが無くない?」


y「何でアルト様だけ執務室が離れてるのかなー?他の軍の人は殆ど北区に執務室があるのに」


z「王の護衛を兼ねているそうだが?」


x「でも、近いとは言え新王陛下が居るのってご自身の執務室か宰相閣下の部屋でしょ?南区は南区だけど別の部屋よ?護衛になるの?」


z「それが出来るほど強いのだそうだが、その辺りのことはよく分からん」


y「あー、この間400人を一人で気絶させたらしいよー怪我もさせずに殆ど一瞬だったんだって、訳分からないまま皆が沈んでいったって兵士さんが震えてた」


x「どんな化け物よそれ、A級冒険者でも無理なんじゃないのそんな事?」


z「しかし、今までは軍内では国内最強の一角と呼ばれていたシュルツ様が弟子入りしたがっているそうだからな。そんなこともあるのかも知れん」


y「シュルツ様って言えばさー、アルト様がバイエルライン様に稽古をつけてるとき物陰から覘いてるらしいよ。アルト様もそれが分かってて、最近はシュルツ様の名前をよく稽古中に出すんだって」


x「うわー、バイエルライン様としては心中穏やかじゃないねー。あの方アルト様に心酔してるみたいだし」


z「それを分かってやっているんだろうが……アルト様も人が悪い」


y「でもね、でもね、アルト様優しいんだよー」


xz「「?」」


y「修行で毎回のように気絶したバイエルライン様を抱っこして連れて帰ってるの、お姫様抱っこだよー、アルト様のほうが体ちっちゃいのに」


xz「「___//////」」


x「そ、それは……良いわね」


z「憧れる所が無いわけでもないな」


x「あんたでもやっぱりお姫様抱っことか好き?」


z「それは……まぁ」


y「やっぱりアルト様×バイエルライン様……かな?」


x「どうかなー、結構アルト様って受けっぽいよね」


z「シュルツ様を絡ませると如何かな?」


y「生真面目だからこその横恋慕……みたいな」


x「三角関係ってのは良いよね」


z「やはりそうなるとアルト様受けのシュルツ様とバイエルライン様が攻めか」


y「そだねー、誘い受けのアルト様と、ちょっと強く出切れない攻めのシュルツ様、本能でガンガン行っちゃうバイエルライン様かな」


x「でも、新王陛下とも仲がよろしいようで……」


z「そこまで含めると不味くないか?流石に」


y「でもアルト様って見た目細めでさー、強そうに見えないし繊細そうじゃん。そうなると優しげな新王陛下との相性は良さげだよねー」


z「否定は出来んな」


x「良いよねー、二人ともお上品だし。その点シュルツ様やバイエルライン様は少々無骨と言うか……まぁ、そこも良いんだけど」


y「マルイレル様が男性だったら是非絡めたいんだけどなー」


z「いや、あの方は女性だからこそ良いんだ」


x「ゲルムハルト様は?」


y「あの方はもう奥様が居られるしなー」


z「マリーン様」


xy「「それだ!!」」


以後、益体も無い話が継続。



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