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ドリフト―TrifT―  作者: kishegh
第2章
71/85

ガタ漫? 2人?のショートショート7+?


ラ「ラッセル」


バ「バウマンの」


ラバ「ラバウル劇場」


k「+1」


ラ「作者?」


k「えーとですね。説明しておいたほうがいいかなってところがありましてね」


バ「せっかく、感想頂いたんだからラジオパーソナリティーのノリで行くんじゃなかったのか?」


k「許可取ってないんで」


ラ「今から取れば?」


バ「別に今直ぐに書く必要は無いだろう?ちゃんと聞いてから書けば良いんじゃないか?」


k「疲れが溜まってて、面倒なんです」


バ「暇すぎるからって、徒歩旅行なんかしてるからだ。結局電車で帰るって、何だそれ」


k「3日かけて歩いても、電車で帰れば2時間だね」


ラ「3日で100kmほどしか進めなかったんだよな。予定の日に40kmってのにはやっぱり無理があったか」


k「ですな」


バ「まぁ、それはいいとして。話す事ってのは?」


k「前回の補足の、さらに補足ですかね」


ラ「宗教的な要因による、軍事レベルの話か?」


k「それなんですがね。まぁ、感想の返事にも書いたんですが、イメージはある程度ありまして。そこの説明もしたほうが分かりやすいかなと思いまして」


バ「後はあれだ。本編が暗くなりそうなんで、ちょっと抜けた話をおいておきたいんだろ」


ラ「本編内で調節しろよ」


k「そんな小器用な事が出来るわけが無いじゃないですか」


ラバ「開き直り?」


k「まぁ、説明に入りましょう。背景的なイメージは、江戸時代の日本ですね。多少、と言うかかなりIFの要素が入ってますが」


バ「もしも…って奴か」


ラ「架空戦記とか好きだしな」


k「ずばり、海外の要素を一切排除した江戸時代。これです」


ラ「黒船が来なくて?」


バ「長崎などから文化の流入も無くて?」


ラ「安土桃山までの文化流入は如何するんだ?」


バ「そもそも、町民文化なんかにも海外影響は大きいしな。雪輪紋様とか。そもそも、武家社会の基本修学である、儒教自体が外国産だしな」


ラ「薩摩を始めとした九州諸藩や琉球、それに蝦夷地における密貿易とかも無視か?」


k「その辺は無視で。そうですね~江戸時代が始まって、50年くらいで、日本以外全部沈没が起こったみたいな」


バ「筒井康隆先生のあれか?」


ラ「小松左京先生の日本沈没のパロディーユーモアだな」


k「説明した所で続けますが、さっき言ったみたいな事ですね。黒船も来ない、出島からの情報も追加されない、密貿易なども起きない。まぁ、密貿易に関しては情報自体が漏れないのであまり影響は無さそうですが、薩摩飛脚なんて言葉もあったくらいですし」


バ「行っては戻れぬって奴だな」


k「実際問題、黒船来航の時に、幕府は当然対応を迫られたわけですが、幾つかの藩に沿岸警護を依頼するわけですよ。そのときの有名な話で、藩士達への教育、と言いますか軍事調練があったわけなんですが、これが酷い。首実検の作法や、敵に対しての名乗りの上げ方などを教えて、後は剣術の上位者に訓練を頼む。その程度の事しかしなかったわけですよ」


ラ「戦国時代の軍術軍学をそのまま継承してるからな」


k「そうです。旧来に対する保守が強すぎて、なんら変化が起きてないわけですよ。文化というものに対しての考え方は色々あるでしょうが、特定の条件だけで形成された文化はどこかで止まると私は考えていまして。外からの影響が無ければ、必ず停滞すると思っているんですよね。まぁ、文化全般についてではないですけど」


バ「中国の歴代帝国や徳川幕府のように、わざと弱兵に育てるような場合もあるぞ。軍事に関しては」


k「それにしたって、外からの害をあまり考慮する必要性が無いからですからね。ヨーロッパのように、お隣が敵でしかも力の拮抗が起こってるような状況ならそういった政策は取れませんよ。強兵こそが正義です」


ラ「そう考えたら、今アルトのいる世界はヨーロッパ型なのでは?」


k「そこの解決策として王権論を持ち出したんですよね。修身法もしくは基礎学問と言った所でしょうかねぇ。この辺りも説明が全然足りていないんですが。結局言いたいのは、文化的には煮詰まっていると言う所なんですよね。神様の存在が、言い方は悪いですが徳川幕府的とでも言いましょうか、実行武力を持った恐怖になっている、と言うか」


バ「実在の神に対する配慮か?」


ラ「もしくは、畏怖と恐縮の表れ?」


k「そんなところですかねぇ。説明難しいですけど。江戸時代以前における天皇や公家に関しての感覚に少し近いものを、神との感覚に規定していますので。当時の日本では、公家の入った風呂の水が万病の薬として高値で売られたり、公卿の近くにいれば、寿命が伸びるといった事が信じられたりしていたそうですから。結構即物的」


バ「神の存在が、蓋、もしくは重石になっている」


ラ「もしくはそれを理由に人間が怠けている」


k「穿てばその辺りですかな。怠けていると言うよりは諦めでしょうけど」


バ「諦念が勝った社会は早晩崩壊するもんだしなぁ。旧帝ロシアしかり、ソ連しかり、清国しかり、隋しかり。と言うか、革命の動力は、怒りをもった一部の暴発家が大多数の諦観者をバックに従えて起こす物だし」


k「この世界だとその前に神様が出てきてしまうんですよね。神様は、諜報面なら万全ですから」


ラ「遍く地上を見下ろす目か」


バ「何も出来ない世界だな」


k「抜け道はありますけどね」


ラ「でも、神には勝てないんだろ?」


バ「今までの感じならそうだろうな」


k「如何ですかねぇ?」


バ「お前が疑問系なのか?」


ラ「フラグ隠しか?」


k「ともあれ次回は本編です」

 

・・

・・・

ラバ「おわり?」


k「まとめ様が無いので」


ラ「酷いな」


バ「読んでいただきありがとうございました。また自戒でお会いしましょう」


ラ「自戒って何さね」


バ「作者の心理じゃね?」


k「自縄自縛状態ですので」


バ「それと自戒は違うだろ」


k「次回に語呂が合わないんですよ、他のでは」


ラ「如何でもいいな」



追加説明でーす。


シュトラウス将軍がかつて考えていた階級制も、彼の考えでは補給と物資の分配に便利だからって事で考えた物でした。アルトの考え方からすれば指揮官を配するのは当然戦闘指揮のためだと考えたわけですが、将軍の考え方はちょっと違ってたわけです。その辺の事もアルトは後に気が付いて愕然とするんですがね。ちなみにですが、地方の管理をしている騎士団には一応階級に近しい物があって職業の分配などもあったのですが、国家間戦争には利用されていません。マウゼルの場合なども、名目上は立てこもる事によって意見を通そうとする、ストライキのような物でした。以前からあるものをなぞる事が正義って訳ですね。考えなくても物事が進むので便利ではありますが発展はしません。しかも、戦争は起こってしまうので平和でもないと言うどうしようもない世界です。


以上です。



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