登場人物紹介 (ネタばれ注意)
・霧生 全 (きりう ぜん)
本小説主人公、小さな頑張り屋さん。
自律神経失調症に悩まされる中学生三年生。
上記の病状より、何気に二年生の時に不登校気味だった。
それにより、”誰かに迷惑をかける”事を極端に嫌うようになった。
作中では、その事と自分が持つ継続魔法の特性に、板挟みの状態になり苦悩している。
容姿は母親似、童顔で中性的な顔立ち、それを友達にからかわれるのは、最近切なる悩み。
ちなみに八代目、霧生 全。
継続魔法持ち
魔法名:全に至る為の衝撃
全の身体、もしくは身体と密着している物質に対する力の流動と衝撃を感知及び操ることができる。
本質は構造把握及び流動把握
魔法名:眠りの初期化
眠る事によって身体の健康状態を急速に回復させる
・水鳥 一葉 (みずとり かずは)
基本的に何でもこなす天才肌の少女、自分の才能を少々鼻にかける気はあるが、気さくな性格であり、学校の人気者。
霧生の家とは隣同士であり、全とは従兄弟であり幼馴染、基本的に要領の悪い全の事を馬鹿にする言動を見せるが、その実、内心全に思いを寄せている。
低血圧なのか寝起きは頗る悪いのが唯一の欠点であり、毎朝全に起こしてもらっている。
無理をすれば一人で起きれぬこともないのだが、ある理由からそれをしなくなった。
魔法名:一の欠けた衝撃
一葉の認知する空間に作用する力の流動と衝撃を感知及び操る
本質は空間把握及び流動把握
・城島 恵介 (きじま けいすけ)
生徒会長でありクラス委員長、顔良し、性格良し、頭良し、スポーツ万能の完璧人間で人望も厚い。
継続魔法を所持し、校内で唯一それを認知されている。
だが実際のところは、彼自信も努力の人であり、完璧を装っているのは”一番になる事を強制される”という継続魔法の特性故。
継続魔法の特性故に、精神を磨耗させている。
自分は死ぬ思いして今の地位を獲得したのに、いても気づかれないが、いなくなれば直ぐわかるという、不思議な存在感を持ち、自然と皆に認められている全を内心で嫉妬
している。
また、彼は一葉に思いを寄せているの。
魔法名:二分割思考
空間中に存在する魔力へ干渉し、掌握、残留魔力を用いて一般魔法の性能を上げる。
本質は収束と加速
・霧生 悠馬 (きりう ゆうま)
全の父親、無口で無愛想だが、しっかりもの。
厳しくも優しい人、全たちの事を見守っている。
七代目、霧生 全の弟。全に兄の様な結末をたどってほしくないと思っている。
継続魔法持ち
魔法名:全に至る為の衝撃(全と同じ)
・霧生 浅海 (きりう あさみ)
全の母親、何気に大雑把な人。
背が小さく童顔、全とよく似た容姿。並んで歩くと姉妹に間違えられる。
何気に妥協を許さない人。料理好き。
全が体調を崩してから、息子の体調不良に過敏に反応する。
継続魔法持ち
魔法名:眠りの初期化(全と同じ)
・水鳥 一 (みずとり はじめ)
一葉の父親であるとともに、全の親戚のおじさん
温和で陽気な人、妻を交通事故で亡くして以来、男手ひとつで一葉を育ててきた。
掴みどころのない言動をする事があるがあるが、基本的に空気の読める人。
隣に住む主人公の事は何気にお気に入り。
ちなみに七代目の水鳥 一でもある。
何気に当代最強の衝撃使い。
継続魔法持ち
魔法名:衝撃の全・一
全に至る為の衝撃と一の欠けた衝撃を足し合わせたもの。
・玖珂 幸喜 (くが こうき)
悠馬の高校時代の同級生で悪友。
現在同じ町内に住む整骨医、『玖珂整体』を営んでいる。
作中にて全の身体の異変を指摘する。
継続魔法持ち
魔法名:作中に表記なし
視界に捉えた物体、物質の構造を把握する。
・瀬月 修司 (せつき しゅうじ)
全の親友、背が大きい体力馬鹿、バスケ部の主将、大雑把で騒がしい男で、全とは殆ど正反対の性格をしているが、なぜか気が合う。
背が大きいため、男子の中で一番背の低い全とつるんでいると良く目立つ。
・三谷 透 (みたに とおる)
全たちの教師、かなりぶっきら棒な人
一人称が俺の女性で独身29歳。プロポーションは抜群で生徒からの人気は高い。
何気に全を好いており、時たま口説こうとする。其の独特の雰囲気より本気かどうかは不明。
何気に人の本質を見抜くのが得意、結構不思議な人。
酒とタバコをこよなく愛する人でもある。