ストック それは憧れ
ストック
それは憧れ
ストック
それは遥かなる夢の頂
ストック
それは
と、ついポエムを詠みたくなるほど、私はストックに憧れている。
よく読みに行っている、有名なろう作家の方々が、ちょいちょい言っているのだ。
憧れのあのセリフを。
「ストックが尽きたので明日からは週1話投稿になります」
「ストックがなくなったので、しばらくお休みします。ストックが溜まったら再開します」
的な、あれ!
ストックがなくなったということは、それまでストックがあったのだ。
それも5話とか10話のストックじゃない。
20話や40話のストックを作り上げ、初投稿日には時間差で4話くらい投稿し、翌日からは1日2話ずつ投稿。
そして読者の方々、このエッセイ的に言うと妖精様方を、グッと引きつけたところで、週に1話投稿か、しばらくお休みをしてまたストックを作り上げ再投稿。
すごい!
憧れる!
だいたい、私なんか、書くのも遅いし(←言い訳)、書く時間も限られているし(←言い訳)、書いたらすぐ読んで欲しいから(←本音)、書き上げた1分後くらいに碌に見直しもせずにホイホイ投稿して、後でコソコソ書き直すダメっぷり。
有名なろう作家様方の、連載と並行しながら大量のストックを、それも質の良い内容のストックを作り上げていくあの神技には、毎回惚れ惚れするし、憧れるのだ。
私もストックを作ってみたい!
ストック、かっこいい!
と思って、コソコソと新作を書き、ストックをせめて20話くらい作って、あのカッコいいヤツをやってみようとしているのだけれど、やっと出来たストック数が2話。
遠い。
いろいろ遠い。
もっと、簡単な設定の話にすれば良かったなあ。
なんで、あんな面倒な話を書こうと思ったんだろう。
いつもの通り、全てを甘く見ていたのだ。
書き始めると、難しい。
それに、私には、小説を書く上で、致命的な病があるのだ。
つまり、あまり生真面目にキチンと小説を書いていると、書いているうちに、だんだんとムカつき始め、なんで仕事を生真面目にキチンとやった後で、楽しみで書いている小説でも、こんなに生真面目にキチンとやろうとしているんだ私は、なんだこの登場人物の真っ当さは、ムカつく、もっと自由を!もっと訳の分からない要素を!とキレ始めてしまうのだ。
こんな私に、ストックが作れるのだろうか。
でも、憧れる。
ストック
遠い山の頂
ストック
いつかは辿り着きたい場所
ストック
あ。憧れのあまり、ついついまたポエムを口走ってしまった。
ともかく、20話くらいのストックは作ってみたい。
今、連載している小説も、新章を何話か進めていきたい。
今週末はいつもよりも、書く時間がわりと取れるはず。
頑張ろう。
そして、またアクセス数とか、いいねとかを眺めて、妖精様が来てる来てると、ニヤニヤして楽しもう。
頑張って作ったストックを一気に放出する日を夢見て生きよう。
ストック。
それは憧れの言葉。