69 ボス部屋への扉
クライマックスに突入です。
もうしばらく、よろしくお願いします。
“うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおショーゴ~~~~ゆるさ~~~ん”
“尊いな”
“三谷さすがだ。もはや伝説。核弾頭と言っても過言ではない”
“きいいいいい~~。虫が~~~いやああああああ~~”
それにしても、あとどのくらい潜ればいいのか終わりが決まっていないというのも考え物だ。
さすがにこの3人で日をまたぐのはまずい。
そう言えばエンジュさんは何歳なんだろうか。女性に年齢を聞くわけにはいかない。ただソロで活動しているくらいだから、門限とかはなさそうだけど早く帰らなくて大丈夫なんだろうか。
三谷さんは……。
「ショーゴさ~ん、なんかピクニックみたいじゃないですか~?」
大丈夫そうだな。
それから何度かの戦闘を経たが、流石にMPがきつくなってきた。
HPはこまめに休憩を挟みながら回復に努める。
エンジュさんの武器は刀。
正直似合い過ぎているが俺のロングソードに比べるとかなり細身なので、硬い外皮の爬虫類が湧く今回のダンジョンでは相性が悪い。
そのかわりに魔法でのサポートを主にしてくれている。
彼女の魔法は氷。
直接攻撃だけでなくモンスターの動きを鈍らせ足止めまでいける。
このサポートがあるのとないのじゃ全然違う。
だけど、回復系の装備を身に付けているとはいえ俺同様消耗は明らかで、俺以上に魔法を使用しているのでMPに余裕はなさそうだ。
どうしたものかな。
俺一人ならどうにでもなりそうだけど、女性二人一緒ではな~。
それに、俺達以外のパーティってどうなったんだ?
エンジュさんの話では何組か来ているらしいけど全然遭遇したりしないんだが。
ふ~~っ。
もう少し進んでみてダメなら、本格的に野営を検討するか。
俺自身、キャンプすらしたことはないけどガッシュファルトは日常的に野営していたみたいだし、問題はないだろう。
そんなことを考えつつ、ダンジョンを進んで行くと、突き当りへと至ってしまった。
そこには大きな扉が鎮座していた。
「もしかして、ボス部屋?」
「まちがいありません」
まじか。
一番奥まで来てしまったのか。
しかもその扉は、ここからだと少しばかり開いているように見える。
最初から開いてたとは思えない。
つまりは俺達の前にここに至りあの扉を開けた人がいるという事。
“ショーゴ気づけ! コメントみろ~~~~”
“ヤバイ、ヤバイ。Bランクの人畜無害が放送事故おこした~~~~~~!”
“全滅したアアアアアア~~~ショーゴ~~~~~~気がつけ~~~~“
“これアラート機能ないのかよ”
“エンジュちゃん側でよびかけてくれ~~~”
“もうやってる。エンジュちゃんも機材しょぼめなんだわ”
“うおおおおおおおおおい。マジ死ぬ。絶対入るな。入るなよおおお。振りじゃないからな。マジで振りじゃないから”
“通報しろ。シーカー事務所に通報”
“もうした。でも間に合うはずない”
“そうだ爆弾小僧が合流すれば”
“無理だろ。あれは無理だ”
「どうします」
「私はショーゴさんにおまかせします」
「わたしはどっちでも~~」
“だめだあああああああ~^”
“おまかせするなああああああ~~”
“ショーゴとどまれえええ”
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