56 ロックリザードの皮鎧
本日24時からヤングチャンピオンコミックスモブから始まる探索英雄譚6が配信開始です。
書店は明日から順次並びます。
よろしくお願いします。
地上に戻ってから、病院でシップをもらってからいつもの武器屋へと向かう。
やはり、ステータスの恩恵もあるのか骨折等はしていなかった。
広範囲の打撲だけど、感覚的に数日で治りそうな気がする。
武器屋は先日来たばかりだけど、今日の目的は防具。
武器屋とは言っているけど正確には武器防具店だ。
今まで防具は後回しにしてきたけど今日ので分かった。
防具は必要だ。
ソロの俺にとって生命線ともいえる。
動けなくなったら終わる。
ホークアイで視野はカバーできても、動きですべてをカバーすることはできない。
今日のように、数で押されると後方や、不意を突いた攻撃に対応しきれない。
今日の魔石は全部で8万円ちょっと。
潜った時間が短かったことを考えると悪くない。
ヘルハウンドとヒュージラットの魔石は4000円でポーンスケルトンと同額だったが数が出てくれるので助かる。
オーガの魔石は今までの最高額6000円で買い取ってくれた。
ただ、命を預ける防具に8万円ではさすがに足りない。
「防具をみせて欲しいんですが」
「予算はどのくらいですか?」
「できれば30万円くらいで、全身カバーできると嬉しいです」
「30万ですか。お客さん大きいんでなかなか。ちなみに今のランクは?」
「Dです」
「Dですか。正直その予算で、Ⅾランク対応のまともなものをそろえるのは難しいです。パーツ単位で買いそろえていくのがいいと思います。そうですね~」
そう言うと店員さんが防具の一部らしきものを持ってきてくれた
。
「これは上半身、胴部分ですが30万の予算にも合うとは思います。ロックリザードの皮鎧です。薄くて強度もありますのでお勧めです」
「試着しても大丈夫ですか?」
「どうぞ」
確かに薄い。
しかも大柄な俺が身に付けてもピタッといい感じだ。
「硬さはありますが皮なので伸縮性もあるんですよ。個人的には金属製の鎧よりもお勧めです。中には絶対金属鎧という方もいますが動きが制限されてしまうので」
「これは他のパーツを後で買うことが出来るという事ですか?」
「そうです。少し割高にはなりますが可能です」
先立つものが乏しい今、割高になるのはやむを得ない。
徐々にそろえればいい。
上半身の急所が守れるだけでも全然違う。
一応後学の為にほかのパーツの価格を聞いてみたが、ざっくり全部そろえると100万円と言ったところだった。
ダンジョンに通えば、そう届かない金額ではない。
「これでお願いします」
俺はロックリザードの皮鎧を買うことにした。
上半身だけだけど。
それにしてもこれで、今までに稼いだうちのほとんどのお金が出て行ってしまった。
シーカーは稼げるけど、出ていくお金もけた違いだ。
命あっての物種という言葉もあるし、その通りなのでこの出費も止むを得ない。
ただ、ひとつだけお店の人が気になることを言っていた。
今回買ったロックリザードの皮鎧はDランク対応だと。
話を聞けば、ランクが上がる毎にグレードの高いものに買い替えていく必要があるとのことだった。
当然と言えば当然だけど、ランクが上がれば出現するモンスターの強度も上がる。
その攻撃を防ぐ防具のグレードが上がるのは必然。
気になるのは俺自身数カ月でDランクに到達しているが、次のCランクに上がってしまうと、この皮鎧では足りなくなるという事だ。
まさか、すぐに足りなくなるということはないと思うけど。
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