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前世の俺は「ここは俺にまかせて先にいけ~~~!」と叫んで死んだらしい  作者: 海翔


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43/76

43ローブを纏ったスケルトン

テンションが上がる。


「ははっ」


何体かのポーンスケルトンを倒すと再び地面には魔法陣が輝き、ポーンスケルトンが現れる。

どうやらこの場に召喚できる最大数は15体と制限があるらしい。

15体であれば慣れた数だ。

十分対応可能だ。

いや、マジで楽しくなってきた。


「ほっ、はっ」


召喚されたポーンスケルトンは特別だったりとかはない。

いつものポーンスケルトンだ。

今の俺なら、普通に戦えば問題ない。

いつものように、確実にしとめていく。

何体目のポーンスケルトンだろうか。

おそらく既に75は倒し、いつもの数は超えている。

稼ぎも30万円を超えているはず。

笑いが止まらないとはこのことだ。

ここから先はボーナスタイムのようなものだ。

倒した分だけお金も稼げるし、身体もいい感じに温まってきた。

まだまだいける。

それにしても、あのローブを纏ったスケルトンにはMPという概念が無いのだろうか。


“なんかおかしくねえか”

“ショーゴ楽しんでるんじゃ”

“普通にいつもの周回みたいになってる”

“ソロだし、限界が来るぞ”

“それはリッチもだろ。召喚て回数制限ないのかよ”

“レッサーだったとしてもB級。そう簡単にMPが尽きるわけもない”

“ショーゴ強いな。ポーンスケルトンが相手にならん”

“このまま行けんじゃね”


いや、無限ループ最高だな。

もしかしたら、もう1時間くらいは戦っているかもしれない。

流石に大量の汗が流れだす。

今の人生の中で最も濃密な1時間かもしれない。

いつもは、5回という回数制限にどこか物足りなさを覚えていた。

それが、好きなだけ相手がいるって、これでテンションが上がらないはずない。

疲労からいい感じに身体の力抜け、逆に剣の振りは鋭さを増している気がする。

記憶にあるガッシュファルトのそれに近づいてきているような感覚。

1時間前よりも小さな動き、少ない手数でポーンスケルトンを倒せている。

ある種の特訓。

濃密な実践による特訓。

たまらない。

剣を振うたび自分が研ぎ澄まされていくこの感じ。

懐かしいと感じる。

本当はわかっていた。

ガッシュファルトの記憶がよみがえったことで、確実に以前の俺とは違う。

戦いが楽しい。

モンスターと戦っているこの感じが最高だ。

モンスターを倒すために戦っているのに終わって欲しくない。

更にポーンスケルトンをぶった斬る。

斬れ味が増している。

骨を斬った時の感触は確実に滑らかになっている。

ただ、ひとつだけ心配なことがある。

いくら手慣れてきたとはいえ、ここまでロングソードにストレスをかけたことはない。

頑強でいい武器だという実感はあるが、あくまでも数打ちの一本。

その強度限界は未知数だ。


「ふっ、はっ」


それにしてもあのローブを纏ったスケルトンすごいな。

また次のポーンスケルトンを召喚してくれた。

冗談抜きで無限ループじゃないのか?

やっぱりFランクダンジョンとは違う。

ひとつランクが上がっただけでこれほどのモンスターがいるとは。

さすがEランクダンジョン。

俺も負けていられない。

俺のために召喚してくれているのだから、しっかりと応えるべく叩き斬る。


「ふううう~~~~っ」


肺に大きく空気を取り込み、ポーンスケルトンの群れに向かい身体を動かす。



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― 新着の感想 ―
サービス係の人じゃ無いんやぞww
親切な熱血リッチー先生との千本ノック特訓
あぁ、恵体を得た化け物が、熟練度を得てどんどん前世に近づいていく… もう、このリッチさんがランクA?B?かなんて問題ない!超一流の指導者と断言できる!
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