クラスの王様
テレビのニュースを見ていたら、明日からいじめは合法になったんだって。
やったぜ。明日からいじめはやり放題だ。明日は誰をいじめてやろうかな。何しろ俺は、小学1年生からずっとクラスの王様だからな。
※
次の日。
俺は「おはよう」と言って教室のドアを開けた。俺はクラスの王様だから。皆も挨拶を返すだろう。
「おはようっ!」と、クラスの皆は俺がビックリするくらい明るい大きな声で言った。ははは。皆も俺をクラスの王様と認めているんだな。
クラスの皆は楽しそうに笑ってる。
でも、怖い目で俺を見ているんだ。
コツンっ、と何かが頭にぶつけられた。
床に落ちた物を拾って見ると消しゴムだった。
「誰だよ! 消しゴムなんてぶつけたのは!?」
「ハハハ、ハハハ、ハハハハハ」
皆は笑ってる。
笑ってる。笑ってる。 笑っているんだ。
コツンっ。コツンっ。
やめろよ!怒るぞっ!
ハハハ、ハハハ、ハハハ。
コツンっ。コツンっ。ゴツンっ。
痛いっ! やめてよっ!やめてよっ!
ハハハ…ハハハ… ハハハ…
ハハハハハ… ハハハハハ…




