25.おやつ!
頼んだ料理が全てやって来て、私とベルスは仲良く食べ初める。
「どう?カランコエの口にあったかしら?」
「うん。すっごく美味しいよ」
「ふふっ、それなら良かったわ」
物凄く美味しいビーフシチューをベルスと喋りながら食べるのはどこか新鮮で、ゆっくりと味わいながら食べていく。
そうしてあっという間に残すはデザートだけになった時、
「カランコエ」
「何?ベルス」
ふと名前を呼ばれて、真正面にいるベルスに顔を上げて見ると、
「ふふっ、呼んだだけよ」
ベルスは嬉しそうでそれでいて少し儚げに笑いながら言葉を溢して、私もちょっと緊張しながらもやり返す。
「ベルス」
「何かしら?」
「呼んだだけ」
私の言葉にベルスは一瞬目を見開いた後、飛びっきり嬉しそうな笑顔に変わり、丁度食べ終わったお皿を動かし、チーズケーキを自分の前に持ってくると、
「カランコエ、一口あげるわ。あーん」
一口差し出してくれて、
「……ありがとう」
私は甘い物なので躊躇うことなく貰い、
「ベルス、お返し。あーん」
「ふふっ……ありがとう」
私も一口返し、どこか気恥ずかしい中ゆっくりとしたおやつタイムが始まった。
◆
「それじゃ、そろそろ行きましょうか」
「どこに行くの?」
「テネル様の家よ。そこで一緒にお風呂に入って、最後に『栄華の神殿』に行くわ」
「『栄華の神殿』?そこで何をするの?」
「行ってからのお楽しみよ、カランコエ」
会計を済まして満足そうな顔のベルスと一緒にお店を出て、当たり前のように手を繋ぎ、私達は歩いて行く。
お腹いっぱいで幸せだからか、ベルスともう友達だからか、淀みなく会話をしているとあっという間にテネルさんの家へ。
そうして二度目の、お風呂へと私とベルスは一緒に入る。
「ほら、脱ぎなさい」
「う、うん」
ベルスは何の躊躇いもなく服を脱ぎ、私はまたちょっと恥ずかしがりながらも、ゆっくりと服を脱ぎ終えて、
「ふぅー。気持ち良いわね」
「そ、そうだね」
二人だけなので、のびのびとお風呂に浸かる。
「ねぇ、カランコエ。何恥ずかしがっているの?」
「えっ?いや、そんな……」
「顔を赤くして、照れてるのね。本当、可愛いわ」
「その……えっーと……ありがとう」
いきなりベルスに頬を触られて褒められ、私は視線を彷徨わせながらもお礼を言うとベルスは私の肩に頭を乗せて静かに目を閉じる。
それに私は戸惑いながらも、どうする事も出来ずに固まっていると、
「カランコエがフェアリーだったら良かったわ。そしたらきっと、ずっとあなたと私は一緒で……我慢なんかしなくても良かったのに」
どこか愚痴っぽくベルスは呟き、私の手を優しく握ってきた。
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