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23.友達!

 

「カランコエ、少しこのお店に寄っても良いかしら?」


「う、うん」


 話しながら歩いているとベルスさんはお店を指さして聞いてきたので、私は頷き一緒にそのお店へ。


「服屋さん?」


「ええ、花の国で一番大きな服屋よ」


 すんなりと入れる大きさの扉を潜ると、フェリーサイズ以外にも沢山の服が置いてあり、好奇心で色々と服を眺めていると、


「カランコエはこれが似合いそうね」


 ベルスさんが大きめの上着を見せてきて、


「に、似合うかな?」


「似合うわよ。せっかくだし、着てみなさい」


 私は戸惑いながらも受け取り、ベルスさんの言葉に試しに着てみる。


「あら、良いじゃない」


 すると優しく笑って褒めてくれ、私も近くの鏡で自分を見る。


「本当に良いのかな?」


 でも、いまいち分からなくて色々な角度で自分を見ながら悩んでいると、


「可愛いわよ、カランコエ。ほら、他の服も着てみて頂戴?」


 ベルスさんが色々な服を持ってきて、楽しそうに私に着せてくる。


 そしてベルスさんは着る度に褒めてくれ、私も楽しくなって服を何着も着る。


「サイズもピッタリだし、これ凄く似合ってるわ。カランコエ、この服プレゼントしてあげるわよ」


 それから少し時間が流れて、ベルスさんにいきなりそんな事を言われ、


「悪いよ。ちょっと高そうな服だし……」


 申し訳けないなと思い私が少し渋ると、


「気にしなくても良いのよ?だって私達、もう友達でしょう?」


 私の頬を撫でてくれながらそんな優しい事を言ってきて、私は嬉しくて仕方なくなり、


「うん。ベルス、ありがとう」


 私は飛びっきりの笑顔を浮べて、お礼を言った。


 ◆


「あら、もうお昼前だなんて、今日は早いわね」


 プレゼントされた服をベルスさんの収納魔法に仕舞ってもらい服屋を出る。外は太陽が高い所にあって暖かい風が吹いており丁度良い気温だなと思っていると、


「カランコエ、次に行きたいお店があるの。付いてきてくれないかしら?」


 ベルスにそう言われ、私は喜んで頷く。


「うん!」


 そして歩き始めて数分が経った頃、


「カランコエ、その……手を繋がないかしら?」


 ベルスが控え目に手を差し出してきて、


「もちろん、良いよ」


 私達は仲良く手を繋ぎながら、またベルスが行きたいお店へ。


「着いたわよ」


「このお店は、何のお店?」


「アクセサリーなんかを売ってるお店よ。ちょっと見てみたいの」


「分かった」


 ベルスの説明を聞いて中に入ると主に花を象ったアクセサリーが所狭しと並んでいて、宝石のキラキラ具合に圧倒されていると、


「一緒に見ましょう。カランコエ」


 楽しそうに笑いながら手を引いてきたので、


「待ってよ、ベルス」


 私も笑いながら付いて行った。

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