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帰りたい異世界転生  作者: 僕
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帰りたい

気づいたら知らない景色を見ていた。

トラックに轢かれた訳でもなく、寝て起きて別の場所に来た訳でもなく。

その日は1日暇をしていて、思いの外出来が良かったアニメの実写映画を友人に絶賛していて。

ごみ捨てを手伝って、新刊のラブコメ漫画をニヤニヤして読み。さてそろそろ夜ご飯だと

そして気づいたら、全く知らない景色を見ていた。



というか、これが現実だとしたら、それは異世界に転生なり転移なりしたとしか思えない様な突飛な、それでいてありえない状態で、ともすればそんな現実逃避をした方が精神的に楽なんじゃないだろうかと思う。



小説の主人公はいつも皆すごいと思っていた。

知らない土地、知らない環境。時には言語も通じず、常識もまかり通らず。

そんな中でチートなり現代知識なりで無双しようとか頑張ろうとかどうやって生きてきたらそんな考え方に辿り着くのか。



少なくとも僕は違った。

23年生きてきて、部活や勉強を人並みよりちょっと出来ないくらいで過ごし。

たまにアニメを見て友達と遊び、ちょっとサボり過ぎた大学で1年留年し、春から晴れて新社会人になって初めての一人暮らしを満喫しようとする、こんな僕は。



帰りたい……ただ、そう思うばかりだ。

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