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スライムブリーダー?実は最強の職業でした  作者: 谷里 零


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新しい武器

『ちょっ!かわれ!』


『うるさい!今私が話しているのだ!』


 プツっ


 えっ?


「先生?なんだって?」


「よくわからない。なんか言ってたんだけどガヤガヤしてて聞き取れなかった」


 するとまた携帯が震える。あれ?


「もしもし?爺ちゃん?」


『エルム今大丈夫かい?クロエから電話あった?』


「あったよ。なんだったの?」


『ああ、漸くそちら側へ迷宮の森を抜ける算段が着いたんだ』


「本当に!?」


 詳しくは教えてくれなかったけど爺ちゃんとクルシュは何かをしていたみたいで、どうやらそれが完成?したみたい。


「僕達は今のままでいるとして、クルシュはいつぐらいに出発予定なの?」


『既に準備は済ませているからね。明日には出発『ダァーーン!!』……今出て行ったよ。はぁ〜、クロエってあんなに馬鹿だったかな?』


 クルシュと爺ちゃんは幼馴染って後から聞いた時は驚いた。でも、だからかな?爺ちゃんはいつも物静かな印象だったけどクルシュといる時はなんだか楽しそうだ。


『流石にどれくらいでそっちに着くかはわからないけど、早くても一、二ヶ月位かな?』


「クルシュと連絡は取れるの?」


『あ〜、取れるには取れるけど基本的に取れないと思った方がいいかな』


 よくわからない。


「気長に待ちましょう」


「ジルさん」


 ジルさんも昔クルシュと同じ()()で働いてたと聞いた時も驚いた。


「エルム様、訓練の調子はどうですか?」


「だいぶ使いこなせる様になって来たよ」


「それは良かった。私が教える事が出来れば良かったのですが残念ながらエルム様の様には出来ず……」


 ジルさんが言っているのは僕の【スラッシュ】の事だ。あの日初めて使って以来ずっと威力を弱める訓練を続けていたんだけど、ある日突然違う【スラッシュ】が使える様になった。それも数種類。ジルさんも、クルシュでさえも知らなかったみたいだった。

 系統の違う攻撃スキルが混ざって派生スキルになるのは前に聞いた事があったけど単一のスキルの派生は初めてらしい。


「午後からの予定はいかがなさいますか?」


「ちょっとガルドさんの所へいってくる」


 ジルさんも交えた反省会も終わり午後の予定を伝える。一日の予定は午前中が訓練で午後からはほとんど自由時間だ。


「わたしはマーカスさんに稽古を付けてもらおうかな」


 マーカスさんとは、初めて進化させたソードスライムだ。リタはほぼ毎日午後は何かしら稽古を付けてもらっている。大きな怪我をしてもスキルを使えば直ぐに治るからって言って結構無茶をしている。何度か夜通し稽古をしていて倒れた事もあったので三日に一回は休みを入れている。心の疲れまでは取れないからね。


 みんなと別れガルドさんの鍛冶場へと向かう。と言っても屋敷からそう離れておらず、ものの数分で到着だ。


「ガルドさーん、いる?」


「お〜、こっちだ!」


 声のした方へ向かうとそこは食堂で、ガルドさんと弟子達がお昼を食べていた。


「どうしたんだ?」


 僕は腰に下げてあった剣に手を当てる。


「また駄目か」


「うん」


 鞘から抜いてガルドさんに渡す。


「こりゃもう駄目だな。死んじまってる」


「だね」


 刀身に無数の亀裂が入っていて誰が見てももう駄目なのがわかる。


「悔しいが今ある材料じゃこれ以上のもんは作れねぇ。お前ら何か案はねぇか?」


 既に色々な種類の剣を試しているんだけど、どれも強度が足りなくてほぼ毎日壊れてしまっている。

 強度不足の原因は使える金属が鉄しかないって事だ。

 本来なら数種類の金属を混ぜて強靭性を出す様なのだけど今使えるのはほぼ鉄のみ。所謂アイアンソードと呼ばれるもの。


 ここは鉱山も何もない大森林のど真ん中。土に含まれている鉄やアイアンゴーレムなんかで鉄は取れるけど他の金属はほとんどゼロ。


 ただの【スラッシュ】なら全然問題ないし他の斬撃スキルも無理なく使えるんだけど他の【スラッシュ】を使った途端耐えきれなくなるみたい。ちなみに最初ガルドさんが打った武器を使ってだんだけど今は弟子達の打った武器を使っている。


「……自分は無いです。せめて他の金属があれば」


「申し訳ありませんが……」


「ちょっと待ってて下さい」


 ガルドさんの五人いる弟子のうちの殆どが諦めの言葉を口にする中、一人が鍛冶場の方へ向かっていった。


 暫くすると一振りの剣を持ってきた。


「これを試してもらえませんか?」


 渡されたそれを鞘から引き抜く。剣は片刃、その表面にとても綺麗な模様が浮かび上がっている。


「こいつぁ、《刀》か?」


「刀?」


「そうです」


 刀と呼ばれるそれをもう一度見る。見た感じは今まで使っていた物よりも細く頼りなく思わないでもないけど、何だろう、とても手に馴染む。


 もしかして、これなら!






















楽しみにして下さっている方々、大変遅れて申し訳ありません。

プライベートでメンタルクラッシュが発生してしまい遅筆となっております。


エタるつもりはありません。

亀の歩みとなってしまいますが、どうぞ引き続き応援等よろしくお願いします。



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