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スライムブリーダー?実は最強の職業でした  作者: 谷里 零


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どこ!?

 ロイドが主人殿の言っていたお爺ちゃん!?戸惑う私を他所にロイドは続ける。


「でもお爺ちゃんって言うよりかは育ての親って感じかな。まぁ、そこら辺は後でゆっくり話すとして、エルムに何があったのか教えてくれるかい?何か知ってるんだろ?クロエ」


 育ての親。成る程、確かに主人殿と似た雰囲気がある。私は迷宮での出来事、そして現状を伝える。


「主人殿は無事だ。怪我もない。だが会いに行く事が難しいのだ。それで私はこれからメリーゼの伝手を頼り向かう所だったのだ」


「おい」


「良かった。取り敢えず無事なんだね」


「おい!」


「ああ、折角久しぶりに会えたのにすまない。直ぐにでも向かわなくてはならなくてな。全て片付いたら飯でもどうだ?」


「おいってば!」


「僕も一緒に行ければ良かったんだけどあまり長く村を離れられなくて……」


「聞けよコラァ!!」


「煩いぞメリーゼっ!!!」


「二人だけの空気醸し出してんじゃねぇよ!お師様、ロイドさんだよっ!」


「何がだ!」


「あたしの伝手!!」


 はっ?


「へ?僕?」


 場に微妙な空気が流れる。


「こんな所じゃなんだから場所を変えましょう」


 人もどきの助け舟によりその場を退散する。


 メリーゼの部屋へ戻り、一同席に着く。人もどきは飲み物を用意すると出て行ったが。


「僕に用があったなんて遅かれ早かれ会う事になってたみたいだね。それで?僕になんの用だったの?」


 ロイドは信用出来る。そう信じられたが故、最初の出来事から伝える事にした。


「へぇ、成る程。スキルを隠蔽……とは違うね、妨害……いや、封印の方が近いかな?幾つか施して欲しいと言う事だね?」


「出来るか?」


「取り敢えず出来ない事は無いとだけ。だけど一度問題点を洗い出した方がいいね。そして、その上で他にアプローチ出来る事は無いかもう少し考えようか」


「いや、なるべく早く向かいたい」


「焦る気持ちも分からなくは無いけど、本当にそれが最善手か考える時間、僕に貰えないかな?」


 相変わらず断り辛いお願いをする奴だ。


「……分かった」


 立ち上がりかけた腰を降ろす。


「クロエはギルドカードを作ったのかい?貸してもらえる?」


 わたしはそれを手渡した。


「ちょっと失礼するよ」


 ロイドはカードに手をかざす。


「アーカイブ起動


 ID29138410291


 スキルデータ抽出


 結構、いや、何この量!!


 カテゴリー毎に並べ替え


 同時行使で対になる可能性のあるスキルを表示


 うわっ!君本当にスライムなんだ!


 カテゴリーに【魔】を追加


 ……完了。プロジェクター起動」


 ブウォン、と音と共に何かが空中に映し出された。


「クロエ、このスキルなんだけどさ……」


「待てぇーーい!」


 何なのだこれは!!初めて見るぞ!


「な、何だこれ?」


 メリーゼはその宙に浮かんだ何かを触ろうと試みている。


「これはロイドのスキルなのか?」


「ん〜、簡単に言えば僕のスキルを使って使える能力だね。使い方さえ覚えれば誰にでも使えるって意味ではスキルなのかな?」


 答えが答えになっていない。


「それでクロエ、このスキルって使えるのかな?」


 ロイドの指差すそれは人の身では決して使う事が出来ないスキル。


「もしこれを使えるのであれば……折角取得したスキルをわざわざ封印する必要も無くなるかもしれない」


 それを聞き少しの間考える。現状主人殿の元へ向かうには封印なり消すなりした方が勿論いいのだが平時はあって困る物でもない。

 ここは素直にロイドの考えに乗ってみるのも悪くないだろう。

 むっ!!また【天眼】が切れているでは無いか!前なら【並列思考】に【天眼】を同時使用し複数人に【視界共有】など朝飯前だったと言うのに不便この上ない。


「ロイド、少し待ってもらえるか」


 断りを入れて【天眼】を発動。


 なっ!先程ロイドに向けた殺気が主人殿に伝わってしまったのか!

 空へ向け喋りかけているのが見える。【読唇術】によると私を心配している言葉を並べているのが分かる。自分の方が余程辛い目に遭っていると言うのに!

 くっ!伝える術が無いのがもどかしい!!私は大丈夫!私は大丈夫だ!伝わってくれ!!


「どうしたんだい?クロエ」


「主人殿に私の殺気が伝わってしまったらしい。私を心配しているのだ」


「そうか。君達は繋がっているんだね」


「ああ、今も空に向かって話かけているのだ。「大丈夫?何かあったの?」とな」


「優しい子だろ?自慢の孫だよ。でも君達の【異体同心】だっけ?相手の行動も分かるなんて凄いスキルだね」


「いや、違う。実際に見えているのだ。【天眼】と言うスキルがあってな。それで主人殿を見ているんだ。今もまだ私を心配する言葉を……」


「クロエ!今エルムが見えているの!?」


「あ、ああ」


「それじゃ、もしかして何処にいるのか判るのかい!?」


 そう言って宙に映し出された絵が変わる。これは……地図か?


「どこ!?」


【天眼】で見えているのその場所を指す。その絵が段々と拡大されて行きすぐに緑で覆われた大森林の中にぽっかりと開いた空間が。その中心に主人殿とが空に向かって叫んでいるのが見えた。その姿は私が【天眼】で見ているものと重なる。

 まさか今現在を映しているものなのか!?


「マギー!座標記録して!三九番ドッグで通信機高速製作!通信システムを最優先で!!あと頑丈にね!それと出来上がるまで軌道計算しておいて!『マナストリーム』の影響も考えて魔封銀で厳重に!開封は時限式で!」



















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