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スライムブリーダー?実は最強の職業でした  作者: 谷里 零


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今後

「はい、そこまで」


 ジルさんだ。


「自己紹介も終わった事ですので一先ずここをどうにかするのが先かと」


「それは大丈夫ですよ。私達に任せて下さい」


 既に弟子スライム達が応急処置で穴を塞ぎ始めている。


「流石で御座いますね。ではここはお任せして、エルム様、リタ様。一度お屋敷に戻りましょう」


 お屋敷?拠点の事かな?


 リュートさんは後から合流するという事で拠点へ向かったんだけど……


 外で見たそれは……うん、お屋敷だね。外観が凄い立派になっていた。


 リタはここの前で訓練してたよね?僕達が倉庫に入っている間にいろいろ手を加えたのか?

 ジルさんは何事もなかった様に扉を開けてくれた。


「うわぁ〜」


 最早、拠点の面影はない。入って直ぐにあったはずのテーブルは勿論キッチンも無い。あるのはだだっ広いホールに床一面の赤い絨毯と()()へと続く階段。それと奥へと続く扉。


「こちらへ」


 ジルさんに促されて奥へと続く扉の中へ。


 中は応接室?食堂?用途がわからないけど長いテーブルと沢山の椅子があった。


 椅子を引かれたのでそこへ座る。リタは隣だ。改めて部屋の中を見る。

 ホールと一緒で床一面赤い絨毯が敷かれいて、壁は板張りでは無く壁紙かな?白い壁紙が貼られていた。そして何より驚いたのが採光用の窓だ。ガラスが嵌められていたのだ。


 コンコン


 扉がノックされて開かれた。リュートさんと……スミススライムだ。

 僕らの方へ近づいて来たんだけどスミススライムは身振り手振りで何か伝えようとしている。


 他のスライムの時も思ったけど【スライム念話】が通じないみたいなんだよね。スライムと念話で会話出来るスキルじゃ無いのかな?


 スミススライムはジルさんに呼ばれると少ししてリュートさんと同じ様に身体が波打つとやはり人型になった。


 人型になったスミススライムの外見は簡単に言って

 ひげもじゃの、ずんぐりむっくり。所謂ドワーフだった。


 リタは地鳴りみたいにどどどどどど言っているけど放っておこう。


「儂はガルド・ドフォス。お主のお陰でまた槌を振るう事が出来た!感謝する!!」


 夕陽色の髭や体毛はまさしく、


「エルム君!ドワーフ!!ギルド長とは違う、私が知ってる方のドワーフだよ!」


「リタ、違うよ。ガルドさんは『エルダードワーフ』だよ」


「ほう、お主よく分かったな」


 普通のドワーフは体毛と瞳に炎が宿ると言われていて、メリーゼさんみたいに明るい赤い髪が特徴だけど、エルダードワーフは熱した鉄が染み込んだと言われるほどそれに似た色をしているんだって。


「僕の知り合いに聞いた事があったんです」


 村にも一人いたけど白髪だったから分からない。だから特徴を聞いた事があるだけなんだけど。


「リュートが建築担当、ガルドは鍛治製造担当になります。他に服飾担当と食材担当がおりますがこれからお話する事にあまり関係有りませんので、こちらは後程改めて紹介させていただきます」


「話って?」


「先ずはこちらを」


 大きな紙をテーブルに広げた。


「お屋敷を中心とした地図で御座います。これからこの周辺の開発に関しての予定、各自の役割等ご報告させていただきます」


 開発予定?


「その前にご確認したい事が幾つか御座います。私達が一度は死んだ身と言うのは既に伝えてあったと思いますが私が死んでからどれくらいの月日が流れたのか知りたいのです。私はフォールゼイン歴三〇ニ年、これが最後の記憶となっております」


「ああ、儂もそれくらいだな」


「私もジルベルト殿と同じ年です」


 聞いた事ないな。


「旧暦だよ、それ。今はエルメシア歴三九九年。ちなみにフォールゼイン歴は三〇ニ年が最後の年」


 リタは相変わらず物知りだ!


「……有難う御座います。約四百年、色々と変わっている事もあると思います。先ずはその擦り合わせをしながらお話をして行きたいと思います」


 僕とリタは頷いた。


「有難う御座います。では、周辺の開発についてですが、お二人は『迷いの森』もしくは『迷宮の森』をご存知ですか?」


 僕は首を横に振る。聞いた事がない。


「わたしは聞いた事がある」


「ここは迷宮の森の西に位置します」


「それって!!」


「はい、我々は今人類の未踏破区域にいるのです」


 リタが絶句している。


「幸いここは迷宮の森から離れていますが万が一の場合を考えて防壁の設置、早期の威力偵察の実施を進めております。私に全て情報が上がってくる様になっておりますので進捗等質問があればいつでも聞いてください」


「建物や家具に関しては私に」


「武器や防具、あと日用品なんかは儂に言ってくれ!」


「わかった」


 その後も今後の予定と言うか決定事項を色々聞かされたけど、いきなり未踏破区域とか言われてもピンとこないから取り敢えずみんなに任せておこう。


「ではそろそろ御開きに致しますか。夕食の時間となりますので」


 ジルさんは窓の外を一度見てからそう言った。もう夕方なんだ。正直色々ありすぎてまだ全然情報を消化しきれてない。

 なんて思ってる時だった。


 !!!?クルシュから伝わる感情に変化があった!



 これは……殺意?




















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