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スライムブリーダー?実は最強の職業でした  作者: 谷里 零


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迷宮の森

本日二話目です!

「は?」


「主人殿!!」


 主人殿とリタが目の前から消えた!?


「おい、お師様!どうなってんだ!?」


「くっ、【強制転移】だ!」


 魔力の残滓からそう特定する。


「なんだってんなスキルが……まさかあの女のガキが?」


「いや、リタはそんなスキルを持っていなかった。空間系の固有スキルを所持出来る天職でも無いしな。恐らくはあの鎌に付いていたスキルなのだろう。取り敢えずメリーゼはコアの方を頼む。私は主人殿達を探しに行く」


 メリーゼを残し、元来た道を引き返す。この階層にいないのは既に分かっている。


 もしかしたら……その最悪の可能性を考えつつも【身体強化】【脚力上昇】【並列思考】【適材適所】を掛ける。


 メリーゼと別れておよそ二秒。二層の雪山へとやって来た。駄目だ。ここにもいない。


 雪山に掘った階段を()()()()()で駆け上がる。


 一層に到着。ここにも居ない。一歩で迷宮の入り口へ。


 森へと出るここまで来るのに五秒もかかってしまった。


【天眼】【追跡】を使用。主人殿を探す。いた。いたのだが……


「お師様!見つかったか!?」


 メリーゼが迷宮の入り口付近から突如現れた。どうやら権限の書き換えは終わった様だ。


「とりあえず書き換えと転移陣をちょこっといじっただけだ。んで、見つかったのか?」


「ああ。……メリーゼよ。今人類の生息圏はどのくらいなのだ?」


「あ?とっくに開拓なんぞ諦めちまったし、冒険者なんて名乗ってるが冒険する奴なんてのはほんの一握り。んなわけで昔とあまり変わりねぇな」


「さっき上から覗いたがこの辺りは昔ガルバス砦があった所で間違い無いか?」


「そうだ」


「主人殿はここから西にいる」


「西ってぇと、まさか、……『迷宮(ラビリンス)(フォレスト)』かぁ!?」


「幸いまだ迷い込む前の様だが……どうする事も出来ぬッ!!」


 思わず拳を握りしめる。


「だけど、あいつらはこういっちゃなんだが運が良かったのかもな」


 メリーゼの言葉に頷く。【強制転移】は言わば【転移】の暴発。本人の意思に関係なくあらゆる場所に飛ばされる可能性があったのだ。天高い空中や深海、地面の中などな。


 地表の何処かに転移できた所までは良かったが、いかんせん場所がまずい。何故なら、迷宮の森は過去に一度私も攻略に乗り出したが唯一()()()()()した場所なのだ。


 今私が足を止めている間にも主人殿から、不安、困惑、焦りなどの感情が伝わってくる。


「このまま突っ込んでいっても仕方がねぇ。準備も必要だ。まずはお師様、クリスと合流しようぜ」


「……クソッ!!!」



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 突然変わった景色に少し固まっちゃったけどこれじゃ駄目だ!


 僕は【状況判断】を使う。特に空気中に毒とかあるわけでは無いみたい。

 続いて【地図作成】に色々コネクトしていくけど、どうやらここはダンジョンの中じゃ無いみたいだ。失敗したわけじゃ無いと思うけど地図の縁がぼやける。

【鷹の目】で見たけど僕達は今、どこまでも果てしなく続く森の中にいるみたいだ。

 クルシュならもしかしたら違う方法で見る事が出来るのかも知れないけど今の僕ではこれが限界。


「エ、エルム君、こ、ここここ、ここは……どこ?」


「分からない。何処かの森の中、少なくともダンジョンの中じゃ無いみたいだけど」


 沢山の生き物がいるみたいだけど危険な反応は今の所ない。


 と、思っていたんだけど……


 ぴょこん。

 ぴょこん。ぴょこん。

 ぴょこん。ぴょこん。ぴょこん。

 ぴょこん。ぴょこん。ぴょこん。ぴょこん。

 ぴょこん。ぴょこん。ぴょこん。ぴょこん。

 ぴょこんぴょこんぴょこんぴょこんぴょこん

 ぴょこんぴょこんぴょこんぴょこんぴょこん

 ぴょこんぴょこんぴょこんぴょこんぴょこん

 ぴょこぴょこぴょこぴょこぴょこぴょこぴょこ

 ぴょこぴょこぴょこぴょこぴょこぴょこぴょこ


「ひぃぃぃ〜」


 僕達を中心にあり得ない数のスライムが現れた!

 リタはあまりの多さにへたり込んだ。


 きっと今までクルシュが怖くて出てこれなかったんだろうけどそのクルシュが今はいない。


 僕一人だけだったらきっと逃げ出したと思うけど今はリタがいる。


 僕がどうにかしないと!!


 って、思っていたら、



 みょーーーーーーん



 あれ?



 ブルブルブルブル



 これって、



 グテーーーン



 クルシュがなった奴だ!


「えっ?えっ?なんで?エルム君、もしかしてじゃなくてもスライムに好かれる天職なの???」


「え?うん。僕の天職の効果にスライムにすごい好かれるのがあるみたいなんだけど、なんで分かったの?」


「あ〜、うん。今スライムが伸びたり震えたりしてるの、やんわり言うとね、愛情表現みたいな感じかな?」


 知らなかった、そうなんだ。


「知らなかったよ。僕、クルシュがこうなった時どうしようかと思ったよ」


「へっ!!?先生が!!?」


 あっ、そう言えばリタはクルシュがスライムだってしらないんだっけ?

















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