ムジョウ
君がいる時には感じた果てが
一人になった途端に
感じなくなったよ
あんなにも嫌だったものが
何故か
愛しくなるような気にもなって
今なら果てなく君を愛せるのに
ムジョウだね
ムジョウだよ
投げ捨てて、もう戻らない
あのゴミのかけらすら
今ならすがって僕は
拾いたいと思う
触りたくもないと
思ったそのぬくもりが
あれば他にはなにもいらないと、
馬鹿なんだ僕が
君がいる時に感じた果てを
今はとても愛しく思い出して
今感じられない果てに
ただ立ち尽くすだけ