1ー3話
『ア、アー…キコエテマスカ?』
機械音声は不安げに愛へ尋ねてきた
「…き、聞こえてます。」
愛は申し訳なさそうに機械音声に返事をしてあげた。
『オヘンジシテイタダケナイト、ジュウヨウナコトガ、ツタエラレナイノデ、ハンノウシテイタダケマスカ?』
機械音声は少し怒りモードに移行した。
「じゅ、重要なこと??」
『ハイ。アナタノセイシニカカワルコトデス。』
機械音声は少し怒りモードで淡々と愛へ伝え続ける。
「!? えっ、えーーー!」
『イチドシカ、ツタエナイノデチャントキカナイトシニマスヨ?』
「は、はい!」
機械音声の声を聞き逃すまいと、愛は気を引き締めた
『マズ、ワタシノコノカラダカラ、レンソウスルコトガデキマスカ?』
機械音声は急にクイズを出題してきた。
「だ、だるま?」
『セイカイ。ソシテレンソウサレルノハ?』
「だるま落とし?」
『オシイ、セイカイハ、ダルマサンガコロンダ。デス。』
「だるまさんがころんだ?」
『イチドシカイワナイト、イイマシタ。』
意地悪な機械音声さん登場である。
「ご、ごめんなさい…」
対する愛は生死が掛かっているので必死だ。
『コノヘヤカラデタラ、ダルマサンガコロンダ。ヲワスレナイヨウニ。ゴールハ、ヒカッテイルホウコウヘムカイナサイ。』
「わ、わか、りました。」
愛は機械音声が出した問題に頭がパンクだ。
『ソレデハ、ゲームスタート』
スタートと同時にガチャ…と、愛の背後で鍵が外れる音がした。
(え、えーーー!! きゅ、急に始まったけど、どういうこと!?)
愛は頭の中で機械音声が伝えた事を復唱しながら、音のした方へ近寄って行った。
「と、とりあえず、だるまさんが転んだをして、光の方へ向かえばいいんだよね……」
愛は、鍵のあいた扉に手を当てて静かに扉を開いた。
そして、開いた扉から外へ出て愛はキョロキョロと見渡してしまった。
ダルマが見ている状態で………ダルマという、ゾンビが……
愛は駆け寄ってきたゾンビに噛みつかれてあえなくゲームオーバーとなった。
とりあえず、だるまさんが転んだやってみたくて書いてみた。
救いがなさすぎるのは否めない。自分が同じ立場でもたぶん同じことをする気がする。。。
とりあえず、次はどうやってゾンビの餌食にしようかなぁ
次話の更新は不定期更新予定です。