1ー1話
―被験体番号 No.********* が目を覚ました
☆☆☆☆☆
「…っー。…ぁ? ここどこだ?」
俺は頭痛で目が覚めたが、今いる場所は身に覚えがねぇ。
キョロキョロと周りの様子を探っていると…
「オヤ? メヲサマサレマシタカ。」
と、何処からか機械音声のようなモノが聞こえてきた。
「おい! ここどこだよ!」
俺は聞こえてきた音声がダルマから出ている事に気づき、ダルマに怒鳴りつける。
「マァ、オチツイテクダサイ。」
一方、ダルマから流れ出る機械音声は機械なだけあって、ダルマから感情を感じられず不気味という言葉がピタリと当てはまる
「落ち着けだぁ? ふっざけんなぁ!」
俺はダルマを思いっきり床へと叩きつけてやった。ダルマは粉々に砕け「アナタハ―…」という音声がフェードアウトして消えた。
俺はしてやったぜ! と、粉々に砕けたダルマの残骸を踏みつけると、ガチャ…と鍵が開く音が聞こえた。「今度はなんだ?」と呟きながら、音がした方へと近寄る。
音がした方へ近寄って初めて、微かに外から音が聞こえる事に俺は気づいた。ここは隔離されてる場所ではないことに安堵して、俺は勢いよくその扉を開け放って外へ飛び出した。
俺は外の異常さに改めて気づいた。いや、気づかされてしまった……
左右両方の通路から俺めがけて駆け寄ってくるゾンビたちに……
読んでいただきありがとうございます。
思いついた案など浮かんだら、加筆修正したりしようかと思ってます。
炎の錬金術師ほったらかし感は否めないですが。。
錬金術師と、猫の拳闘士と、創世神と快盗と、ゾンビ。
9月から更新がんばろっかな




