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映画の散文的感想?④ 「ショーシャンクの空に」(後篇)

皆様

いつの時間でも良いように


おはよう\(^-^*)


こんにちは\(*^-^*)/


こんばんは(*^-^)/


随分と間が空いてしまいましたね(-_-;)

申し訳ございませんm(_ _)m

忙しない毎日の中でしたが、ようやく日の目を見る後篇ですね(*'ω'*)


スティーブン・キング様の映像化作品のご紹介で終わった前回の反省を踏まえて、今回はいきなり「ショーシャンクの空に」のあらすじから始めようと思います


この作品も予備知識なしでご覧になって欲しい作品です。素晴らしい映画は10分で解ります。この映画がまさにそうですよ。



あらすじ


妻とその愛人を殺害した罪で終身刑となったアンディはショーシャンク刑務所へ服役することになった。囚人たちのリクエストになんでも応える調達屋をしているレッドは、何度目か解らない仮釈放の却下をされた。


聖書が救いだと教えながらも不道徳な行いを繰り返すショーシャンク刑務所で絶対的権力を持つ所長ノートン、過剰な暴虐を囚人たちに向ける主任刑務官ハドリーが支配する帝国だった。


レッドは服役初日に泣き出す新入りを一目見てアンディだと思った。しかし、煽られたアンディだったが、一緒に入ってきた別の新入りが泣き出した。泣き止まない新入りをハドリーは暴行を続け、翌朝死んでしまった。


それから孤立していたアンディにレッドが声を掛けたことで、囚人仲間たちと交流するようになっていく。


「自分は無実」だというアンディに囚人仲間たちは「ここにいる連中は無実なのさ」っと笑いながら答える。


そんな中、ボッグズに目を付けられたアンディは性的行為を強要されるが、必死に抵抗し傷だらけの日々を送ることになるのだった。


そんなある日、レッドがアンディを含めた仲間だけで作業できるように調達した屋根の修理作業中、ハドリーが口にした遺産相続の話を聞いたアンディは、銀行の副頭取の知識を活用してその問題を解決し、仲間にビールをプレゼントするのだった。


それからアンディはボッグズに酷くやれてしまい一か月の入院を余儀なくされますが、ボッグズはハドリーによって暴行され、半身不随になり刑務所も移動になり、アンディにちょっかいを出す囚人はいなくなります。


そして退院したアンディのベッドにはレッドに調達を頼んだ女優の「リタ・ヘイワース」のポスターが退院祝いに送られていたのでした。


暫くして名ばかり図書係となったアンディはノートン所長や刑務官達の税務処理や資産運用をすることになります。


はいはい( *・ω・)ノ

あらすじはここまでにしておきましょう。すでにこの作品をご覧になっている方々には解ると思いますが、本作品最大の伏線はあらすじに書いておりません。


あえて作品の表向きだけをあらすじとさせていただきました。これからは私の散文的感想となりますので、恐らくですが、熱が入り過ぎてネタバレが多々含まれてしまう可能性も無きにしも非ずですので悪しからず。


ではでは私の「をかし」を徒然なるままに(*・∀・*)ノ


心打つ素晴らしい作品が大量に世に出る年が稀にあります。この年もまさにそれでした。優しい心で潤う「フォレストガンプ」に、


タイトルの如く駆け抜ける緊張が凄まじい速さで押し寄せる「スピード」の他、


クエンティン・タランティーノ第2回監督作にしてカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した時代の狂喜を切り抜いた傑作「パルプ・フィクション」や


緑色の奇妙なマスクで面白おかしい超人になってしまう「マスク」などなどに埋もれていました。


この年「フォレスト・ガンプ」がアカデミー作品賞と主演男優賞という栄誉を獲得しました。当時の映画は活気に満ちていて、アメリカのアカデミー賞を取った作品の他、カンヌ、ベルリン、ベネチアの世界三大映画祭で喝采を浴びた作品は素晴らしいものが多かったです。


最近ではこういった賞を受賞した映画でも、拡大公開されることが少なくなったのは、悲しいですね。単館系映画として公開されることが多くて、良い映画を見る機会がどんどん減っている気がしますね。


「ショーシャンクの空に」はアカデミー賞では無冠で終わりましたが、素晴らしい映画は後世に、記憶に残ると言わんばかりに輝いていますね。


映画が始まって数分で、私はサスペンス映画か何かが始まったのかと思いました。事件当日と裁判シーンが交互に映し出され、判決が下るシークエンスの構成からして、これはすごい映画なのではないかとにわかに思いました。


そして、物語のナレーションを務めているレッドの話口調が全て過去形で話していることに、何か伏線があるのではないかと思考を巡らせるのが楽しい作品でしたね。


ナレーションでツンとしておきながらも、何だかんだとアンディのことを気に掛けるデレなレッドに萌えてしまったのは言うまでもありません。


調達屋のレッドが退院祝いにくれた「リタ・ヘイワース」のポスターを広げるシーンは涙がこみ上げてきました。


フランク・ダラボン監督の後の作品となる「グリーンマイル」と同様、本作も残酷なシーンはホラー映画かと見まごうほど胸を締め付けて、精神的に追い詰めてきます。


しかし、その恐怖や支配、縛りのような苦しみのシーンが際立てば際立つほど、囚人たちの日常シーンに奇妙なまでの温かさと慈しみを感じてしまうのです。


あぁ! レッドばかりではなく、他の囚人も魅力的な方ばかりですよね。特に50年以上も刑務所暮らしをしている年老いた囚人のブルックスのエピソードは、構図からシーンのやり取りまでほぼ同じく編集されたラストシーンと重なり、私に大粒の涙をボロボロ流してくれました。


監督との相性が最高なのかもしれませんが、キング様の映画化作品の中でも「グリーンマイル」に匹敵するほど何度でも見返したくなる映画であります。


夢や希望を抱くことは誰にも拘束できないあなただけの心。心をほんの少しだけ強くしてくれる、そんな映画でございますね。


忘れることのできない感動を与えてくれる。

そんな素晴らしい映画です。



ネタバレを回避しておりましたでしょうか?

不安でなりません……


それでも、ここまでは本作最大のクライマックスは一切書いていないので、とりあえず回避したと思う私です。


ここからはラストシーンについてです。思いっきりネタバレしてますから(-_-;)


作品をご覧になるご予定の方は、ご覧になってから読み進めることを自薦致します。


ではでは








ブルックスのシーンで老いる、そして疎外感、悲壮感に押し潰されて涙を流してから、これからどうなっていくんだろうと思った矢先、まさかのアンディの無実を証明できるかもしれないトミーの登場に驚きました。


最初はアンディが彼に勉強を教えて、引き継いでいくみたいな展開になるとばかり思っていたので。


しかし、所長と主任がトミーを……

その時に改めて、二人は人間悪なのだと再び私達に見せつける悪寒と残酷さを嫌というほど感じるシーンでしたね。


そして、トミーの死後、懲罰房からアンディの何かを決意した目に、私は嫌な予感しかしていませんでした。もう何がこれから起こるか解らない。そう思って、歯を食いしばりながら画面にくぎ付けでした。


翌朝の点弧、アンディだけが出てこないあの瞬間に再び涙腺が崩壊した直後、目が点になるほどの衝撃を受けました。


今まで見た映画でも一位、二位を争うほどの爽快すぎるクライマックス!

そして、今までの伏線、仕掛けの説明をされて大きな声


「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」


っと阿鼻叫喚した私です(ノ´∀`*)


雨の中で自由を手にしたアンディの表情は今でも脳裏に焼き付いて離れません。


所長や主任のその後は因果応報でしたが、それでも物悲しく感じてしまうのは、例え悪でも一度でもアンディを守ってくれたからってことがあり、情が湧いてしまったのかなって思います。


そして、レッドの仮釈放審査のシーン。突き刺さるほどの痛みと、老いていくことを語るレッド、そして、犯した罪への贖罪に涙がスタンバイ。


ブルックスとまったく同じように、外の世界に適応できないレッドの姿に、手を合わせて祈りました。


「お願いだからレッド死なないで!」


アンディの手紙を読んでから、会いに行くんでしょと思わせておいて、ブルックスが首を吊った時と全く同じ構図のシーンになった時に思わず声が出てしまいました!


でも、すぐにバスに乗ってアンディの元へ向かうレッドの姿を見ることができて、もう悲しさと嬉しさがミックスした涙が止まりませんでした。


あまりにも蒼い海と白い砂浜が何処までも広がる海辺に、日焼けしたアンディの元にゆっくりと歩を進めるレッドの姿は、忘れることができないほどの感動です。



抜粋したと言うよりも濃縮された人生を焼き付け、私達に希望というゆるぎないものの大切さ、そして、忘れることのできないかけがえのない友人との思い出を郷愁させる、そんな作品です。


ではでは

本日はこの辺で(*^-^*)


宜しければ

また次回お付き合い下さいね(*・∀・*)ノ

感想・評価・リクエストなど気軽にお寄せ頂けたら幸いです

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