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映画の散文的感想?③ 「ミッション:8ミニッツ」

皆様

いつの時間でも良いように


おはよう(*^-^)/


こんにちは\(*^-^*)/


こんばんは\(^-^*)


今回の私の「をかし」は映画第三弾です!

執筆の合間にとりあえタイピングを早く打つことを意識して打っております。まぁ拝読して頂いております読者の皆様には完成された文章でしかないのですが


主演 ジェイク・ジレンホール

   ミシェル・モナハン

   ヴェラ・ファーミガ


監督 ダンカン・ジョーンズ


「ミッション8ミニッツ」


映画公開時のキャッチコピーは


映画通ほど騙される


でしたが、私の考えるこの作品のキャッチコピーは


あなたの胸を優しく締め付ける、切なくも幸福な笑顔(ラスト)


です!


どんでん返しとかそういった映画ではありません

心というか

日本人的な感覚かもしれませんが

「情」を描いた作品であります


はい!


冒頭からすでに本編を見ていないと何を言っているのか理解できない内容をお届けしております。

キャッチコピーってその映画を見たいと思わせることに焦点を置くらしいですが、この映画は本当にネタバレ厳禁な作品でして、客層を絞るにもターゲットを定めることができずに知る人ぞ知る映画であり、勿体ないほど埋もれている隠れた名画だと思ってます。


ほぼ90分という最近の映画では珍しいかなり短めの上映時間ですが

その中に難解で哲学的な問いかけを私たちにしてくれる私にとって大切な作品です


大人になってから映画雑誌などにある批評家や他の方の批評を見ないのですが

この作品かなり賛否が分かれるようです


しかし!


それが物語、作品の素晴らしいところです

同じ時

同じように思い

感じることができない

だからこそ

語ることができるのだと思います


まずは作品との出会いですね

今回は結構簡素な感じです


予告編を映画館で見た時は「月に囚われた男」の監督の新作かぁよりも、デヴィット・ボウイの息子さんの監督二作目かぁでした。


アーティスト、俳優としても輝いていたデヴィット・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズは「月に囚われた男」で監督デビューします


「月に囚われた男」はもう序盤から「オチ」が解ってしまいましたが

複雑な人間の感情を映像に落とし込み、主人公の置かれた状況を俳優に表現させるのが上手いなぁでした。またその状況を作り出す物語の運び方が良いなぁでした


その物語も私の敬愛するフィリップ・k・ディック様のような、人の心をえぐる一昔前に流行った社会派SFでしたので一応は期待してました。


しかし、映画館に行くほどの思いを予告編から感じ取ることができずに私はブルーレイが出るまで待つことにしたのですが


私の大馬鹿者!!

馬鹿バカばかぁ( `ー´)ノ


っと過去の自分を罵りたくなる映画でございました。


もし、ここまで拝読して作品を見たいと思った方がいらっしゃいましたら

この後は事前情報と散文的感想が含まれております

何も情報を入れたくない方は

鑑賞後に拝読することをおススメします(^_-)-☆






映画の簡単なあらすじです。

目覚めると目の前に見知らぬ女性。列車の中、スティーブンス大尉は突然の見覚えのない出来事に困惑していると女性が自分を「ショーン」と呼ぶ。


状況を飲み込めないスティーブンスはトイレに行くと、鏡に映っていたのは自分ではない全くの別人だった。目の前に座っていた女性クリスティーナが心配して彼を追いかけてきた。二人の会話の途中、突如列車が爆発。


しかし、スティーブンスが目覚めるとそこは何処か機械の中。自分の名前と位「スティーブンス大尉」と呼びかける女性の声。グッドウィンと名乗ったその女性から「これは極秘任務」であることが告げられる。


スティーブンスは「死んだ人間の8分間」に入り込む装置の中におり、彼は乗客全員死亡の列車爆破事件の被害者、その一人である「ショーン」となり、爆弾犯が予告した次の犯行を止めるため、犯人を突き止めて欲しいと説明された。


死んだ人間の脳の一部から体験する「8分間」

それは絶対に変えることができない、すでに過ぎてしまった過去。何度も繰り返される「8分間」

次の犯行までの猶予が残されていない中、いつしかスティーブンスは、救えないと解っているクリスティーナを、乗客を救いたいと思うのだが……


はい!

ここまではYoutubeでも見れる予告編の内容なのですが、この後は映画本編をお楽しみください。


では散文的感想です。

まず、予告編の内容しか情報を入れてなかったので純粋なSFサスペンスだろうと思っていましたし、前作「月に囚われた男」を見ていたので、観客を魅了する演出が上手いと思っていたのですが、この映画はさらに磨きがかかっておりました。


騙されるとかそんな低次元のお話ではありません。おそらく、あらすじを読んでいても、映画が訴える本当の主題が完全に隠れているのです。


何度も繰り返される「8分間」次第に周りの乗客がどういった人柄なのか解っていく過程は、犯人を捜すサスペンス要素と合わさり、本当に人間を描いていたのです。


普通に生きる人々が、大きな事件に巻き込まれた。そして、その悲劇は終わり、次の悲劇が待っている。謎の任務に従事しながら、装置を作った博士、指令を出すグッドウィンを信じられずに疑心暗鬼する葛藤の中、クリスティーナに芽生える感情。


序盤のサスペンスから中盤で明かされた衝撃の事実は、はっきり言って想定の範囲内でしたが、実は私、中盤の衝撃の事実が「オチ」だと思っていたのですが、そこからまさかのもう一ダンカン(ダンカン・ジョーンズ監督だけに(笑))になった瞬間、スティーブンス大尉―!! っと自宅で叫びました(心の中で)


何度も繰り返す、所謂タイムリープ作品です

ハリウッド大作だと「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が最近では代表的な作品だと思うのですが

日本のアニメではかなり多くの作品で見られますね


本作品で驚くのはその発想のもう一段階上のレベルにした作品だと思います

何より見ている人の心に訴えかける自己犠牲ならぬ使命感を描いた作品です


スティーブンス大尉が背負う使命感を

彼が最後まで突き通そうとする後半の展開は涙なくしては物語を進めることができません


彼が軍人だからこその考えではなく

何度も繰り返すうちに乗客の人々との交流というか人柄に触れる細かいシーンに込められた映像で語る

まさに映像作家として前作を完全に超えた傑作に出来上がってます


「世界があと1分で終わるとしたら?」


あなたはどうしますか?


この後は映画をご覧になったあとに拝読していただければ解りますが

ブラット・ピット主演のハードボイルド映画「ジャッキー・コーガン」のセリフで

(ジャッキー・コーガンのブラット・ピットは最高にカッコ良くてキュン死するかと思いました!)

 

「優しく殺す」


っと口にするのですが

この作品に合うように言い換えれば


「せめて優しい死を」


別の言葉で表現するなら


「報われない命の弔い」


「最後の悪あがき」


そして


――絶望の先に待つ、あまりにも切ないさようなら――


そのシーンを見た時、涙がボロボロと溢れて目の前の画面が見えなくなり号泣。胸を優しく締め付けるラスト、温かい涙を流す体験をしてみてはいかがでしょう?


好き嫌いはありますよね

でも、食わず嫌いは勿体ないです

映画でもそうです


この映画から学んだ教訓はいくつもありますが

個人的な一番くだらない教訓ですが

一瞬でも面白そうとアンテナに引っかかったら映画館で見るべき!

ですかね


なので本当にどこの国の映画でも見る私ですが

この作品以降

映画館で見とけば良かったと後悔しないように心がけております


大切なことなので

もう一度


同じ時

同じように思い

感じることができない

だからこそ

語ることができるのだと思います


あ!


この映画を観賞する際は

涙腺の弱い方は必ずハンカチを忘れずに!!


あまり語るとネタバレになりますので今回はこの辺で失礼します


次回の散文的感想の主題は初の試み

アニメです!

テレビシリーズで意外な作品をチョイスしましたので

お楽しみ? に


また

映画の散文的感想の予告もしておきます

次回はリクエストの

「ショーシャンクの空に」です


ではでは

感想・評価・リクエストなど気軽にお寄せ頂けたら幸いです

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