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音楽の散文的感想?① 「ボヘミアンラプソディ」

 皆様

 いつの時間でも良いように


 \(^-^*)おはよう


 こんにちは\(*^-^*)/


 こんばんは(*^-^)/


 とりあえずリハビリのように随筆を書いてみました


 っというか久しぶりの随筆です。今回は前々から言っていた音楽です。しかも流行に便乗しております。なぜなら現在公開中の同名映画でもあります「ボヘミアンラプソディ」について、私の「をかし」を散文的に書き綴っていきますね


 映画のことについては語ってませんのでネタバレないですよぉ


 まずは恒例の回想ですね。会話の内容は大体こんな感じだった気がするので、同窓会で会ったら聞いてみますね。


 中学校時代です。個性という少しずつ濃くなっていく青っとするならば、過ごしている毎日は、まるで穏やかで少しずつ温かくなる日差しと心地良い風で彩られた春。そんな中学生時代。


 男子たちの間でちらほらと英語の歌詞で謳っている曲を聞いているグループがいたんですね。その頃はすでに映画にどっぷりと嵌っていて、仲良しグループで映画を見に行く個性的な人物の私ですから、あまり接点のなかったグループの一人、ここでは名前を偽名にして阿久津君とします。その阿久津君に話しかけられたのです。


「ねぇ赤城さん、英語の曲で良いの知らない?」


「いきなり何? というか何で私に?」


「赤城さんめちゃくちゃ映画好きじゃん。グループで映画も見に行くしさ。英語の歌で良いのない?」


「ディズニーとかどう? 名曲がいっぱいあるよ」


「違うよ。そんな甘ったるいミュージカルとかバラードみたいな曲じゃなくて、激しい、そう、心揺さぶられるロックが良いだ!」


「ロック!? ロックってどんなやつ? 日本で言えばB’zとかラルクのこと?」


「まぁ近いけど、そんなんじゃなくて、ロックだよロック! SAM41とかグリーンデイみたいな!」


「SAM41? グリーンデイって?」


「じゃあ赤城さんにCD貸すから聞いて! それで、こんなロックな曲があるよって俺に教えてくれない?」


 っと言われたのですが、その時は洋楽と言っても映画「ネバーエンディングストーリ―」の主題歌でリマールが歌う「ネバーエンディングストーリ―」をはじめ


「グーニーズ」の主題歌でシンディ・ローパーが歌う「グーニーズのテーマ」に


 大好きなアニメ映画「リトルフット」(どうしてかあまり批評家、観客((主に男性?))共に評価が高くないですが、子供心をくすぶる良い映画ですよぉ)のオープニングでダイアナ・ロスが歌う

「IF WE HOLD ON TOGETHER」っと言った曲くらいしか思い浮かびませんでした。


「あ! そうだ。 お父さんが洋楽好きだから、ちょっとオススメがないか聞いてみるね」


「マジ? じゃあ宜しく!」


 っとなったので家に帰ってから父にこの一連の話をしたのです。そうしたら


「二階の物置にまだあるなら、レコードで洋楽はいっぱいあるぞ」


 そこで二階の物置部屋に行ってみるとレコードがいっぱい入った段ボールが何個もありました。レコードプレイヤーもあったのですが、動くかどうか解らないと言われていたので、曲というかレコードの中から父が厳選して選んだものをレンタルショップでCDを借りることにしたのです。


 父が厳選したレコードアルバムはこちらです(昔のノートにタイトル一覧がありました!)


 ビートルズからは「マジカルミステリーツアー」「ホワイトアルバム」「レットイットビー」


 イーグルス「ホテルカルフォルニア」


 デレク&ドミノス「レイラ」


 そしてクイーン「オペラ座の夜」


 全てを借りてきて、この順番で私は素晴らしい音楽の世界に足ならぬ、耳を傾けたのでした。なお、この後どっぷりと音楽の素晴らしさに魅了されていく私ですが、それはとっても長いお話になるので自粛しますね。


 はてさて、こうしてアルバムを聞いていきましたが、デレク&ドミノスの「レイラ」を聞いた時の衝撃は未だに曲を聞く度に目に涙が溜まるほどの感動を耳が覚えています。


 イントロのギターサウンドはインパクトがありますが、何よりもエリック・クラプトンの歌声(父は、当時のクラプトンは歌下手クソだよって言っておりましたが、私には魂の叫びに聞こえ、レイラと叫ぶサビは至極の時間です)とメロディに心が鳴動して涙が出てきました。


 ここまで聞いた中で、すでに私は阿久津君には「レイラ」を勧めようと思ったのですが、夕ご飯を食べるためにリビングにいた私に、父が何気なく言ったこの言葉でクイーンを聞くことになります。


「オペラ座の夜に入ってるボヘミアンラプソディは、イギリスで史上最高の曲に選ばれた曲だ」


 こうして、私は夕ご飯を食べて再び部屋に戻り、CDをコンポに入れてアルバムを聞き始めました。


「オペラ座の夜」に収録されている楽曲の中で「マイベストフレンド」も素晴らしい曲ですが、この時は「ボヘミアンラプソディ」を選曲したので飛ばしました。


 私にとってロックといえば、B’zでした(人生で初めて買ったCDは「FIRE BALL」です)激しい感じを出して叫ぶ? みたいな。なので「オペラ座の夜」に収録されていた一曲目「デス・オン・トゥ・レッグス」はイントロを聞いただけで


 え!? これって音楽なの!? って感じだったので飛ばしてしまいました。


 こうして曲を飛ばしたことで、クイーンだと知らずに「We are the champion」や

「We will rock you」を聞いていた私が、生まれて初めてのクイーンだと勘違いする「ボヘミアンラプソディ」のイントロが耳に、脳内に反響し始めたのです。


 一曲目の強烈なインパクトがあったので、どんな激しい曲なのだろうと身構えていたのがバカバカしくなりました。


 ここからは曲のネタバレ!? ですから興味がある方は、曲を聞いてからお読みになるのを自薦します(笑)


 曲が始まってすぐのアカペラに、まず耳を疑いました。あれ!? さっき聞いた一曲目と全然違う。


 そして、一体何人で歌ってるの!? ってびっくりしましたが、ピアノの音色が聞こえ、アカペラから運命が決めているかのようにバラードへと曲調が変わった瞬間に鳥肌だけじゃなく、目が点になりました。


 フレディ・マーキュリーのバラードで演奏するピアノの音色は穏やかで、初めて聞いた時にここで騙される!? のです!


 だって、ここからこの後に巻き起こる嵐、狂想の前の静けさだったということに


 何処かで聞いたことのあるフレディの歌声は耳にすっと入り込んで、綺麗な英語の発音だなって思いました。


 メロディと共に英語歌詞と日本語歌詞を交互に読んでいた私は、進むたびに過激になっていく歌詞に衝撃を受けました。


 バラードが徐々に熱を帯びるにつれ、ドラムとギター、ベースが参戦、そして、ブライアン・メイのギターが鳴り止みピアノが不穏に聞こえるテンポを取った瞬間に始まった、何と言って良いのか、オペラが始まったのです。

 アカペラの時以上に声が何重にも重なり、さらに曲調も曲を拝聴している私もボルテージが上がっていき、血管を流れる血は妙に早く身体中を駆け巡ったのです。


 そして、何重にも重ねあった高音の声の響きを聞いて、衝撃が爪先から脳髄まで立ち上がったと思ったら、激しいドラムを叩く音が脳内に打撃をお見舞いし、ギターが言葉を発するように叫び始まったハードロック!

 バラードの時とは打って変わったギターとフレディの激しい歌声に涙が溢れて歌詞が読めなくなりました。


 とてつもない嵐のハードロックが一瞬にして、まるで寄せては返す波や自然の摂理のように再びバラードへと戻った曲は、再び平穏の中にある哀しみに打ちのめされた歌声と豪華絢爛に彩っていた楽器の音が次々にフェードアウトしていき、最後に残ったフレディの歌声とピアノの音も徐々に風前の灯になっていき、最後の歌詞「blow」をゴングが変わりに奏でられ歌うという、生まれて初めて聞いたまさにロックでした。


 創造した全てを破壊する。そう、私は聞いて想いました。歌詞の罪深き者の懺悔と死の恐怖、心の叫びと共鳴して歌になった。


 改めて英語歌詞と日本語歌詞を交互に読み、何度もリピートして聞きました。その度に、オペラからハードロックへと曲調が変わる、ドラムが激しくなりギターが叫ぶ瞬間に涙を流しました。


 まさに自由人な狂想曲!


 こうして私は「ボヘミアンラプソディ」と「レイラ」を阿久津君にオススメするのです。


 阿久津君の感想は残念ながら覚えておりません(笑)


 じゃあ何故、阿久津君のお話を出したのかと言えば、私の洋楽に触れるきっかけを作ってくれたのは彼だからですね。


 ロック最強だとかロック最高とか何だと言っていた阿久津君ですが、私が仲良しグループと見に行ってオススメすることになる。このあと暫くして公開された「8 mile」の影響を受けてエミネムというかラップにどっぷりハマることになるのでした(笑)


 皆様にも心に残っている歌があると思います。


 誰かとの思い出の曲だったり

 恋を想って一所懸命に覚えた歌だったり

 ふと街角で流れていた耳に残る歌だったり

 誰かから聞いてみてと言われた曲だったり

 好きなアーティストのシングルじゃないアルバムの収録曲だったり

 カラオケで誰かが歌っていた歌だったり


 皆様は今までどんな歌に出逢いましたか?


 それはあなたにとってどんな歌ですか?


 私にとって「ボヘミアンラプソディ」は始まりの歌です

 この曲から始まり、私はジャンル問わず、様々な国のアーティストの歌を聞くことになりました


 曲を聞く時代、感情、年齢、性別によって受け取る気持ちが変わる音楽って素晴らしいものですね


 ――音楽は何にでもなれ、色褪せることなんてない――


 そう思いませんか?


 ではでは

 次回またお会いしましょう

感想・評価・リクエストなど気軽にお寄せ頂けたら幸いです

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