散文的おススメ映画とアニメなど④ アニメ映画と恋愛映画です
皆様
いかがお過ごしでしょう
再び映画のおススメをご紹介したいと思います。
今回も少しでもどなたかの琴線に触れて頂ければ本望です
愛しさと切なさと心強さが入り混じった散文的な感想をネタバレにならぬよう細心の注意を払いつつお届け致します
では私のをかしを
徒然なるままに
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「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」
最近ではトランスフォーマーシリーズ新作の「バンブルビー」を手掛けたトラヴィス・ナイト監督のストップモーションアニメです
和風ファンタジーというとアメリカ人が良くヘンテコ解釈をされている作品を想像するのはとても容易ですけれど、この作品は別です。まさに和風、日本が舞台のファンタジー作品です。
「瞬きすら、してはならぬ」
劇中のセリフで最も印象的であり、物語の始まりと終わりを告げる言葉です。そして、圧巻のストップモーションで撮影された人形たちの躍動の物語は、瞬きすら惜しいと思わせる眼福な映像美、それは一瞬たりとも見逃してはいけない奇妙奇天烈無比にして驚天動地の物語。
クボと旅を共にするのはサルとクワガタ、実に冒険絵巻。クボに襲い掛かる邪悪な叔母と祖父である月の民は不死者、まさに寓話。折れずの刀を始めとする鎧、兜の三種を探し出す、この全ての要素がまさに叙事詩。
主人公クボが奏でる魔法の三味線、その音色により変幻自在に姿を変え、縦横無尽に動き回る折り紙。不気味にオドロオドロシイ敵役達。
タイトルの二本の弦の意味ですけれど、三味線は三弦なのに、どういうことって思った方もいるでしょうけれど、この作品の三味線はちゃんと三弦ですよ。これは本編をご覧いただければ頬を伝う一筋の涙と共に納得されるでしょう。
「生きることは戦うに値する」
魅力を詰め込まれた際立つ登場人物達が奏でる物語に酔いしれること間違いなしです。
そして、涙腺の弱い方はハンカチの準備をお忘れにならないように。おススメは日本語吹き替え版です。
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「イルマーレ」
キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロックが「スピード」以来の再共演を果たした。これだけでも胸キュンなのですけれど、韓国映画「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン主演の同名恋愛映画「イルマーレ」のリメイクとなれば、美しい恋愛映画大好きハンターの私が見逃すはずがありません。
湖畔の家から引っ越すことになったサンドラ演じる女性が、郵便受けに入れた次の住人への手紙。その手紙は時空を超え、2年前に同じ湖畔の家に住んでいたキアヌ演じる男性の元に届いた。
手紙のやり取りから、自分達に2年のズレがあることに気が付き……
オリジナル映画とほぼ同じ内容であるのに、より丁寧に、微笑ましく、かつ切なくて愛おしい。いったい何度この映画のキアヌとサンドラで栄養を補給できたか解りません。
ありえないけれど、それに物語の先読みが簡単にできてしまうなんて、野暮なことは愛の前では不要です。フラストレーションを徐々に蓄積させ、一気に噴出させる。王道と意外性を詰め込んだ優しいラブストーリーです
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この勢いで恋愛映画を続けていきます
「50回目のファーストキス」
「裸の銃を持つ男33 1/3最後の侮辱」のコメディ映画の監督ピーター・シーガル監督による泣けるロマンチックコメディです
個人的にアメリカンなジョークが好きになれないのに、どうしてか出演している映画を見てしまうアダム・サンドラーと「E・T」の妹天使からチャーリー探偵事務所の戦う天使を演じた「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのドリュー・バリモア主演
日本でも山田孝之さんと長澤まさみさんでリメイクされたことも記憶に新しいかなって思います。「イルマーレ」がリメイクならこちらはオリジナルです。
常夏の島ハワイを舞台に、一夜だけのアバンチュールばかりしていた男性が出会った魅力的な女性。仲良くなったはずだったのに、彼女は翌日、彼のことを忘れていた。
彼女は事故で短期記憶喪失障害を患っていたのだった。
ここまで来れば、お涙頂戴を隠す気がないと思われがちですけれど、これはコメディ、そしてロマンチックなのです。でも、最後には笑いながら泣いてしまう。
ピュアとピュアがストレートにエンジョイして愛を育む物語は、きっと心暖かくなると思います。
今日は少し趣向を変えてみました。
少しでも琴線に触れる作品はあったでしょうか。
素敵な物語との出会いのお手伝いができれば幸いです。
ではまた次回、お会いできれば嬉しいです
感想・評価・リクエストなど気軽にお寄せ頂けたら幸いです




