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Beautiful!! 鈍足執筆な私が随筆とかしてみたり!?  作者: 赤良狐 詠


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12/24

散文的おススメ映画とアニメなど② 今回はアニメです

前回がアクション系とホラー系のシリーズ物でした

実写だけでなくアニメをおススメしたいと


いつもよりも語り足りない気がしておりますけれど

なるべく多くご紹介できれば


今回も散文的に

私なりに

徒然なるままに


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


アニメが世界に衝撃を与えたSFサイバーパンク

「AKIRA」

大友克洋 原作 脚本 監督

今見てもその常軌を逸した物語展開もさることながら、凄まじいまでの作画の描き込み

総毛立ちながら身震いする音楽も、またこの作品の素晴らしさです

新作アニメが企画されており、ハリウッドでの実写化は何度も立ち上がっては倒れてしまう

原作の構成が完璧なだけに、やはりハリウッドでも下手な脚本では映画にできないと邪推してしまいます


残酷で気味の悪い描写もありますけれど、子供ながらにこの映画を生涯忘れることはなく、生涯何度見返すことになるか解らないほど、感受性を刺激させられる作品です


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


新作がネットフリックスで配信されたばかりですね

「ブレードランナー」に匹敵すると個人的に思うSFサイバーパンクの金字塔

「Ghost In The Shell 攻殻機動隊」

押井守 監督

原作のエッセンスをまごうことなく自分の作品へ昇華させてしまうのが得意な押井監督

難解で哲学。哲学にして壮烈に新しい可能性を描き出し、のちに「マトリックス」を生み出すウォショースキー兄弟、いや今は姉妹、の創作意欲を掻きたてた原点の一つですね

「AKIRA」も姉妹が好きな作品で、ネブカドゥネザル号の内部などは「AKIRA」の影響が出ていますね

「マトリックス」でネオとトリニティがモーフィアスを助けようとビルのフロアで戦うシーンは、本作のラストバトルを参考にしており、画の構図がほぼ同じになっている面白さを見つけることも、見所の一つかもしれません


「童の時は 語ることも童の如く――」など劇中聖書の引用で

混迷する自我や存在意義に対する問いかけを、作品を見る人に思考させる嗜好な作品です


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ちょっと難しい作品が続いたので意外な作品かも

「ガールズ&パンツァー」TVシリーズ

「ガールズ&パンツァー 劇場版」

水島 努 監督

吉田 玲子 脚本・構成


私自身、最初からこの作品を見ようとは、あのキャラクターデザインを見ただけでは、興味を抱くことはできませんでした

それでも見るきっかけになったのは「マッドマックス 怒りのデスロード」と同じく「マッドマックスはいいぞ」と言っていたのと全く一緒で

見た人が「ガルパンはいいぞ」と言っていたので、食わず嫌いはいけないとTVシリーズから見てみれば、あの可愛らしい絵を覆すほどの心を焦がす内容に胸が熱くなりました

現実にはありえない戦車道というスポコンですけれど、劇中の言葉をお借りするなら「これは戦車道。戦争じゃない」


対戦する相手高校が、各国のお国柄を的確に射ているので、そこも面白いと思いました

そして、イギリスをモデルにした聖グロリアーナ女学院のダージリンの格言も、出てくる度に納得と驚嘆させられます


主人公の西住みほで一番好きなセリフは

「今がチャンスなんです! 当てさえすれば勝つんです! 諦めたら、負けなんです!」

心が落ち込んだ私は、この言葉にとても助けられました


ダージリンからの格言もご紹介するなら、一番感銘と涙腺を刺激したセリフ

「土壇場を乗り切るのは勇猛さじゃないわ。冷静な計算の上に立った捨て身の精神よ」

登場毎に格言を口にしておりましたけれど、イギリスのことわざやジョーク、著名人からの言葉だそうです

美少女アニメだと侮っていた私は、この作品を通じて戦車や各国のお国柄を勉強し、最終2話で零れ落ちる涙を止めることができず拍手。さらに劇場版で大粒の涙を枯れるまで流すことになるのでした


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


うーん

何かマニアックなラインナップなのでここで

やっぱりマニアックな

「夜は短し歩けよ乙女」

湯浅 政明 監督

森見 登美彦 原作


まず原作(というより原作者様!)が好きだったのと星野源さん! 神谷浩史さん! が声優を担当されていたので、何度でも見たいと思い、今のところ大体セリフを覚えるくらいまで拝見しました


幻想的で不可思議な原作をたった2時間で完結させた手腕に脱帽です。同じ森見先生原作の「四畳半神話体系」と「有頂天家族」と共通の登場人物が所々で魅せる面白可笑しい一夜の物語です


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


では森見先生原作のもう一つの映画

「ペンギンハイウェイ」

石田 裕康 監督

森見 登美彦 原作


前評判は信じない。私の感性で映画を見る信条です。思春期、それも小学4年生のとても頭の良い男の子。お姉さんのおっぱいに関心があって当たり前

何よりもその探求心。まだ見ぬ未来への希望を持った子供達が、未知の物へ飽くなき冒険心と世界の謎に果敢に挑戦し、未来へ希望を見出す。

同時期に公開されていた「未来のミライ」は、所々のエピソードで涙を流したにも関わず、どうしてか抱いてしまった妙な嫌悪感で映画館を出てしまった私は、口直しならぬ映画上塗りにと見たこの作品で、好奇心に魅了されていく子供達に微笑み、そして最後は物語の全貌が、全ては繋ぐべき未来を守ることだと知りボロボロ泣き崩れ、宇多田ヒカルさんの主題歌「Good Night」でその場から立てなくなるほど心が洗い流されました


ネタバレチックなことを記してしまった気がしますけれど

今日はここまでにします


では

失礼致しますね


また次回です

感想・評価・リクエストなど気軽にお寄せ頂けたら幸いです

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― 新着の感想 ―
[良い点] お好きな作品について「どういう点がオススメptなのか?」という核がしっかりと示されており、読み手がその作品に対して興味を引きやすくなっているなぁと感じました。 この手の紹介系随筆はどこま…
2020/05/06 01:56 退会済み
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