最初の患者
微エロ(?)注意(>_<)
「記憶改変病」とは、発症した人物の記憶を他者の記憶へとすり替える病の事である。
「アンタ誰?」
付き合って三ヶ月。3回……4回目だったかな、のデートで、漸く貞操を捧げた昨夜。目覚めは、行為後特有の倦怠感に襲われるも、幸せだなぁ、と思いながら二度寝をしようと目を瞑った時、隣から耳を疑う様な言葉が聞こえてきた。
頭はフワフワ状態で上手く回らないのに、彼の言葉に緊急性を感じ、再び瞼を上げる。視界には、隣で眠る彼--ハジメちゃんは起きていて……睨んでいた。
「何で私の家に居るの?」
……「私」…?
ハジメちゃんの一人称って、「私」だっけ?あれ?
「ちょっと!聞いてるの?!」
そう怒鳴って身体を起こしたかと思うと、直ぐに布団に包まる彼。その顔は真っ赤で、「何で裸?!ってか……」と軽く布団を捲り何かを確認すると、嘘デショ!?と叫んだ。
其処で漸く頭が回り出した私は、ハジメちゃんの様子がおかしい事に気付く。
一時的な記憶のズレで私の事を忘れてる……というより、まるで--
「何で私の身体に◯ンコが付いてんの…?」
別人みたい。
藍ハジメ。彼が【記憶改変病】の、最初の発病者と言われている。
【始まりは、突然に…】
懲りずにまた新しく作品を作るバカです((ホントだよっ!どうすんだ、全て完結出来んのかお前!?
………どーしよ……ははっ…((笑ってごまかすなっ!