004♪予定、仲間、そして…
―恋心、気になる事、そして―
イロイロおしゃべりした後、彼女の家を後にした。
結局話したのは俺の学校での日常生活のみ。
気になることは何一つ聞けはしなかった。
何故学校に来ないのか。
何故毎朝空を見上げているのか。
そして…俺のことをどう思っているのか。
最後のは聞こうにも聞けないよな。
会って一日目で聞いたら引かれるな…うん。
―夏休み前、ウキウキする心、そして―
とうとう明日から夏休み。
大半は勉強詰めなんだろうな。
けど俺は違う。
何を隠そう見た目とは違い、この学校でも1,2位を争うほどの頭脳を持つ男、上谷様とは俺のことだ!
ということで、あんまり勉強しなくても大丈夫な俺は、遊びつくす予定でいる。
「か〜み〜や!」
後ろから不意に抱きつかれる。
顔を後ろに向けるとそこには純也と、利賀。
ちなみに、いつもサザミは俺に抱きついてくる。
残念なことに利賀 サザミは男だ。
男じゃなく女に抱き疲れたいよ…
「夏休みどうする?」
サザミが突然耳元で話し出す。
気色悪いので利賀を振り落とそうとするが中々離れない。
「ハッハッ…利賀、勉強する気全く無くてさ、なんかこんなことばっか言ってんだよ」
児玉 純也はいつも利賀と一緒にいる。
利賀のしつけ役みたいなもんかな。
でも、純也も俺に並び頭がいい。
純也に誘われればOKなんだが、頭の悪い利賀に誘われるとは…
「利賀、お前の進路どうなってもしらねぇーからな」
「何々?面白そうなこと話てるじゃん!!」
うげ、コイツは幼馴染の新垣 春香。
その後ろに連れの体育会系のツヅミ。
そしていつもおとなしい平木。
「そうだ、もう一人誘っていいか?」
俺が皆に提案するなんて事、そうはないが今回ぐらいはいいだろう。
「なんだなんだ?もしかしてコレか?」
利賀は小指を立て、頬を突っついてくる。
「へぇ〜アンタにも彼女できるんだ〜。ツヅミ、優渡に似合う女か楽しみよね!!」
「私が鍛えてあげるから安心しな」
ツヅミは腕の骨を唸らせる。
「そんなんじゃねぇーよ!!」




