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cookierecipe  作者: ピクト
2/2

data1.クッキー

「あ、おいし。」

と、蘭は言った。

「勝手に食べないでよ!これお姉ちゃんにあげるんだから!」

お姉ちゃん。それは、イッコ上の中3の女の子。

日和 一葉ひよりかずは。髪の長い憧れのお姉さん。憧れと同時に恋をしたお姉さん。

小笠原香澄はいつの間にか一葉に恋をしていた。


「でも、マジでカッコイイよぉ!高田聡たかださとしくん!香澄だって好きになるんじゃねぇ??」

こう主張しているのは、小笠原蘭おがさわららん。三つ子の2人目。

「あー!そーだよねぇ!あたし結構タイプかも!」

と、ひょっこり出てきたのは、三つ子の末っ子。小笠原ヒカル(おがさわらひかる)。



「あんた。彼氏いんでしょ。」

遠目で見る香澄。

「うん。あっちゃんの方が好きだけど?」

あっちゃん。それはヒカルの彼氏。あつしというからあっちゃんなのか。

「だいたい−?中2にもなって彼氏いないって結構遅れてるよ?」

「遅れてないよ。」

言い返したのは蘭。

「じゃどーして香澄や蘭は彼氏が出来ないの?」大体聞き返しはヒカルのクセだ。

「香澄は男子キライだから。うちは、恋してるヒマないから。大丈夫なの?高校はいれなくても知らないよ。」

受け答えは決まって蘭。

「大丈夫!あっちゃんに教えてもらうもん!」



そんなこと言ってる間にクッキーは焼き上がり、香澄はそのクッキーを袋に詰める。


「うしっ!できた!」「わあっ!おいしそ!」

「ああ!!ダメ!食うな!」


明日はお姉ちゃんに会えるのです。

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