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人殺し

…わたし、そこまでバカじゃないから。


それって自分で死ねってことだね。

わかったよ。


昨日は正直、死にたくないと思った。


でも、今はもうどうでもいい。

ずっと、こうやって責められる運命。


いや、彼が言わなくても、わたしが人殺しって気持ちは心のなかから消えないはず。


あの人への気持ちも、なんかよくわからないし。

もう何もかも…どうでもよくなった。


これきっと、自業自得なんだ。



通りの横を走る、道路に飛び出すわたし。


目の前にトラックが迫る。


彼もこんな感じだったんだ。

怖かったよね。

ごめんなさい。


キキーッ、ブレーキ音が耳を切り裂く。


間に合うわけない、わたしは反射的に目を閉じた。


わたしの人生、終了。


…ん?


…あれ?


何も当たらないよ。

って考えてるってことは、生きてるみたい。


なんで?

わたしは目を開いた。


すると…

わたしが立ってた場所は、さっきの通りだった。

わたしの周りを人が通り過ぎるだけ。


まるで時間が戻ったように。



たしかに、ガードレールを乗り越え、道路に出たはずだったけど。


わたしは、空を見上げる。


そこに、彼の姿はもうなかった。


あれも、みんな幻覚?

彼か死んだって聞いたから?


被害妄想が激しいとき、そんなものが見えると聞いた記憶がある。


わたしの頭の回路が壊れてる?


わたしは混乱する頭をかかえながら家に向かった。



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