味方は
「でも、人間なんか所詮そんなもんだろ」
声には出さなかったが、まったく同感
と思った。
「おれを裏切ったお前もその仲間だ」
たしかに…そうかもね。
わたしは、人殺し。
しかも、
クラスの人気者を奪った最低なおんな。
「今のお前にはその格好よく似合うぞ」
裸足姿がよく似合うか…
ふっ、なんか笑えてくる。
疲れちゃったな。
わたしは、やつに聞いてみた。
「ねぇ、そっちの世界って楽しいの?」
「やっと死ぬ気になったか、ひひひっ」
満足げな笑い声。
これじゃ、あいつの思い通り。
でも、あいつは彼なんだよね…
結局、わたしの味方は彼だけ。
その彼が死んでしまって、
こっちに来いと言ってる。
学校も、今日の繰り返しが続くだけ、
…か。
この先に未来が見えないよ。
こいつの言うことも間違っちゃいないし。
あの人が、何をしてくれる?
って期待してもムダみたいだし。
そもそも…
わたしの気持ちがあの人に向いてるか
もうわからない、つか微妙だよね。
シャイだった彼と違って…
わたしだけ、を守ってなんかくれない。
あの人は、みんなに注目され愛される
そんなタイプの人間。
なら…
この先、独占もできないよね。
きっと、周りが許さない。
うん…
わたし、決めたよ。
ちゃんと明日、実行するって。




