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教科書

一緒に、教室に戻ってくると…


クラスの女子たちが何人か固まって、


ひそひそと話してるのが目に入った。


そして、


わたしに気づくと、みんな散っていった。


なんか、嫌な感じ…


でも、気にしないで席に座った。


次の授業、


と思って机の中に、手を伸ばす。



…あれ?


教科書が、ない。


たしかに、入れたはず…


もしかして、あいつ?


キョロキョロ周りを見わたすが


もちろん、あいつはいない。


仕方なく、隣の子にみせてもらった。



午前の授業が終わり、やっとお昼休み。


まだ半分か…


いつもより長く感じる。


お昼はいつも友達と一緒に食べる。


その子がわたしの前にやってきて、


「ごめん、今日は先約あって…」


すまなそうに言った。


まったく目を合わさないで…


わたしは、うっすら笑顔を作って


「気にしないで」


とだけ言って、


ひとり、ご飯を食べはじめた。


まるで喜怒哀楽が消えたよう。


何があっても、心が動かない。


一人で食べてると、あの人がやってきた。


きっと、わたしの姿が目についたんだろう。


「一緒に食べない?」


ありがとう、感謝の気持ちはあるんだよ。


でも、今はなんか独りでいたい気分。


だったから、


「あ、大丈夫、大丈夫」


と、わたしは誘いを断った。


ふと…


突き刺す視線を感じた。


今度こそ、あいつ??


また、わたしはキョロキョロする。


けど、さっきと変わらない光景。


気のせいか。


ふぅ。


寝不足のせいかな…


身体も心も、気だるかった。


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