5.時計塔の町
想定時刻-20:13-
「あれ、」
「ん?どうした?」
凱旋は自分の持っている銃を見て、気づいた
「弾薬が少ない、んー、マガジンがそこらへんに落ちていればいいけどw そんなことあるわけないなw」
そんなことを言いながら、すぐ近くにあった丘へと登り、町が見えるか確かめる。
「見えるか?」
シオンは自分も遠くを見ながら言う
「んー、おっ、あれじゃないか?」
凱旋は遠くに小さく見える時計塔を指さす
「あ、あれが町っぽいな、よしあそこに向かおう」
シオンがそういうと、二人は丘を下り、町へと歩き始める
しばらくあるくと、金属音とにぶい音が聞こえた
「誰かが戦っているかもしれない言ってみよう」
と、シオンは走り出す
凱旋はその後を追いかける
-そこには、シオン達同様、FWOに囚われたプレイヤーと、3体の剣を持ったモンスターがいた
そのプレイヤーは、両手剣を持っていた、おそらく、ヘヴィブレイダーだろう
そのプレイヤーのHPバーは黄色くなっていて、徐々に減っていく
シオンと凱旋が、助けに入ろうとしたとき、そのプレイヤーはこけてしまい、敵にあっさりとやられてしまう
体が、砂が風に飛ばされるように、さ~ と消えていった
シオンと凱旋は、呆然としていたが、あの【管理人】の言葉を双方同時に思い出したようで、
「うああああああああ」
「し、死ぬのか、め、目の前で戦っていたのに」
どっちがどっちを言ったのかわからないぐらい、同時に言っていた
だが、敵はすかさずその声に気づき近づいてくる
「凱旋、今は敵を倒すことに集中しよう」
とシオン
「ああ、行くか」
と凱旋が言った瞬間に
敵が襲い掛かってきた
双方は、避け、凱旋がすぐに銃を向ける
パパパパッ と連続音
敵の1体は、爆散した
シオンは、すかさず武器をだした
凱旋は、今気づいた、あ、あれはAK47じゃないか!?
シオンはパパパと、凱旋の武器より遅い連射速度だが撃ち出した。
敵の2体目が、爆散する
凱旋は、すぐに3体目に銃を向け撃ちはなったが!
パパパカチッ っという音がして、弾がなくなったことに気づく
シオンもそれに気づき、残りHPの少なくなった敵にすぐに撃ちはなつ
敵を殲滅した。
-ほんの1分以内の出来事だった-
双方、ふ~、と息を吐いて、銃をしまう
「あの人は本当に死んでしまったのだろうか、」
と凱旋は言う
「とりあえず、今日は疲れた、早く町について、明日考えよう」
ふたりは町へ向かう
その後敵は、なぜか1体も現れなかった
町に着いた
よし、とりあえず宿を借りよう
古ぼけた宿を見つけ、1部屋分3000ギルを払い
2つのベットにそれぞれ、横たわる
そして、ふたりはすぐに眠りについた
-翌日7:34-
シオンが起きた
「あれ、凱旋がいない」
シオンは部屋を見回すがどこにもいない
ドアがガチャリと開き凱旋が入ってきた
「なにしてたんだ」
シオンが聞くと
「いろいろ買ってた、武器屋に行ったり、アイテム買ってたり」
とシオンの横にきて、メニューバーを開き、見せる
「AK47の弾薬じゃないか、」
シオンはすぐに気づく
「ああ、昨日シオンが使っていたからな」
と凱旋は、交換メニューを出すように指示し、送る
「俺は、G18の弾薬買ったんだけどよ、店主がG18をなんかプレゼントしてくれたんだよ、これでデュアルができるなw」
と凱旋は見せる、
「いいな~」
シオンは棒読み気味に言った
「今日は、この町のいろんなとこに行って、明日に備えよう」
凱旋はニコニコしながら言った
「よし、俺も店いってみたいし・・・」
シオンは言うのをやめて、呆然とした
「どうした」と覗き込むと、
メニューバーの右上に表示されていた時刻が、いつもは、想定時間00:00 と表示されていたのに、
1月2日07:41と、表記されていた。
これを見たシオンは、こう悟った
このゲームは、そのうち、現実そのものになるのではないか
と・・・
こんちゃ!
凱旋です。
実は、これを出すのもう少し伸ばそうかと思ったけど、
次のナツの下書き途中までできてたw
それと、俺で止めると、後が大変になるからw
今回は、難しい終わり方してないと思うb
あと、武器やら職業やらは、
後日、掲示板みたいなものを作ることにしました
パチパチ
まだ未定ですが、よろしく
次のナツ・・・はもうすぐ終わりそうなので、
その次の和裏がんばれww
ナツも終わりまでがんばれw