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第九話

スイマセン

急ぎ足で書きましたので

所々抜けているかもです



バキ、ドコ



・・・4対1はやはり無理だ・・・・・・

相手は近衛隊だ。一人一人がありえないほど強い

それが四人がかりできている

・・・攻撃を防ぐのだけで精一杯だった


「どうした?さっきの威勢はドコに言った?」


やばい。この人すごい悪役みたいなことを言ってる・・・

というかこれはリンチ以外の何者でもないような気がするんだが・・・


仕方が無い・・・・・・俺が主人公たる所以をあの人たちに教えてやろう


ドゴ


強烈な一撃が俺の腹にヒット

やばい気を失いそうだ・・・・・・


「おいおい、これで終わりか?」


あんたは本当に悪役みたいなことしか言わないな・・・・・・


「幾等なんでも後輩にこれはどうかと思うんだが・・・・・・」


お、近衛隊にも普通の人が居るんだな

覚えておこう


「甘ったるいことを言うなこれも戦争なんだ」


おお、まさにどこかの軍人のようだ

さすが悪役だ


・・・・・・今なら攻撃の手が止まっているじゃないか

今ならいける。俺だって伊達に主人公やってるわけじゃないんだ


「来たれ炎の守護霊よ我にあだなす者に裁きの炎を喰らわせん、燃えろ蒼炎」

俺の足元に赤い魔法陣が浮かび上がる


俺のオリジナル詠唱だ

魔法学を研究していた親父が俺になんかした結果俺には守護霊が付いた

だからその守護霊を利用した魔法が俺は使える

学院側も『貴重なデータ』といって使用を許可してくれた

俺としてはあまり使いたくなかったが、ピンチの場合なら仕方が無い

・・・・・・守護霊がいるなら守ってくれたら一番なんだけどのな・・・・・・


このオリジナル詠唱、他と何が違うかといえば

炎の色、性質だ

普通の魔法なら火魔法なら術者の力量によって炎の純度=熱さが決まる

要するに術者が強ければ強いほどその炎も強くなる

しかし俺の場合、強くなれば炎の純度が上がることは同じなんだが

炎によって大体の温度が決まっている

中には熱くない炎なんてのも、存在する


俺が今出しているのは

蒼炎――青い炎だ。これは普通の炎だが熱さは他の火魔法と比べると桁違いに高い

俺が出せる火魔法の中では最高温度の魔法だ


説明はここまでとして、喋ってるだけじゃ、始まらないな

・・・・・・まあ喋っては無いのだが・・・・・・

まあ普通は人に向けてはいけないのだがここは魔法学校

問題ないよな・・・・・・


「お前、なんだその炎は?」

「そんな炎魔法見たこと無いぞ」

風紀委員がナニそれ?とでも言いたそうな顔で見ている


「先輩方、やられてください」

そう言いながら俺は魔法を放つ


風紀委員も応戦して魔法で盾を出すがあっけなく消え敗北――

――にはならなかった

まだ一人残ってる

「あれを喰らってまだ生きているとは流石ですね」


「まあ、死ぬことは無いと思うが、あの程度ではやられはしないぞ」


・・・そういえば一応出力は抑えていたが、炎の出力がえらく低かった・・・これは学院側の処置なのか

・・・死人が出ないようにするための


「だったらこれでどうですか」


やっぱり最後は肉弾戦でしょ

作戦?殴りあうのが一番だよ

だってそれでこそ実力が証明できるからね

「お前はやはり突撃なのか・・・聞いたとおりだな・・・」


相手の風紀委員がやれやれ、と首を振っている

俺が突撃だけのイノシシだと思ったら大間違いだぞ

伊達にも3学年、学年主席なのだから


「来たれ風の妖精よ我にあだなす者を切り裂け」

俺の足元に緑色の魔法陣が浮かび上がる


「どうせ目潰しなんだろ・・・」

俺の作戦はバレバレか・・・・・・


「そうですよっと」

即座に懐に入り込み斬撃を食らわす


キン


魔具どうしが触れ合う

さすが風紀委員近衛隊、楽に倒さしてはくれない

キン、キン、キン


高速で戦う

どうにも相手の動きが鈍い

どうやら先ほどの攻撃が効いているようだ

これなら勝てる・・・かも


刀を振り上げる

「これでラストだ!!」


「はい、そこまで!!」


いきなりのことばに振り下ろそうとした刀を落としてしまう


「この委員会対抗戦争は生徒会執行部の勝ちよ」


へ?一体どういうことだ?

訳が分からない・・・

・・・と思っていたら風紀委員執務室から出てくる生徒会執行部の面々

デュートリヒさんにコンティーヌさん、あとは昨日華欧と戦っていた方だ


とりあえずデュートリヒさんに話を聞こうと近づいたらデュートリヒさんの後ろから

華欧が出てきた

「うわぁぁ」

思わず声を出す


「あぁ?うわぁぁてなんだ、うわぁぁって?」


うわ、怖えぇ~これが風紀委員長の睨みかよ

動けずに居る俺

これを蛇に睨まれた蛙というのか・・・・・・

「おい、華欧睨みを効かすな」


「ああ、はいはい」


「詳しい話は生徒会室で話そう。皆生徒会室に戻ってくれ」


華欧はその後風紀委員執務室に戻っていった



~生徒会室~


俺は生徒会室に戻るやいの一番にデュートリヒさんに質問

「デュートリヒさん勝ったってどういうことですか?あと彼女は誰ですか?」


「ああそれも説明しよう。まあすごく簡単に言うと華欧を倒した

 それと彼女はクラリス・ヴァイセ。生徒会副会長だ」

なるほどクラリス・ヴァイセと言うのか覚えておこう


「どうやって勝ったかぐらいは分かるよな?昨日作戦を説明したんだから」


そういえば昨日作戦を説明していたな・・・


「俺たちのこれからの目標は広報委員の撃破」


そうか・・・風紀委員を倒したからといって終わりじゃないのか・・・


「なのだが、作者が対広報委員戦を書く気が無いのでそこは気にしないで今日は皆解散だ」


作者都合で休みか・・・なんてだめな作者だ・・・

まあいいこれで休めるんだ

今日も疲れた・・・


「だが、広報委員が残っているので風紀委員のゲリラ攻撃が無いとは言い切れん

二人一組で帰るように」


またか・・・しかし風紀委員もがんばるな・・・・・・

確か昨日は帰宅時のデュートリヒさんを狙って返り討ちにあったと聞いたのだが

その時の風紀委員の人数は10人近く居たと聞いたのに・・・

ま、俺を狙うような人はいないだろ・・・


「なお、天和お前は風紀委員近衛隊を一人で破ったのだから狙われると思う。だから主力メンバーの誰かが天和の警護に付くことにする」


・・・そうか、俺近衛隊を破ったんだよな・・・

そりゃ狙われるか・・・・・・


「では、天和の警護には私がつきましょう」


そういって名乗りを上げたのはクラリスさん


「いいのか?クラリス狙われるぞ」


「問題ない。風紀委員など華欧が居なければ烏合の衆と同じよ」


「すまないな・・・・・・」


なんなの?俺に付く人は死ぬ感じなのか?

絶対死地に赴く人へ向ける台詞?じゃないか


この雰囲気まさかデュートリヒさんとクラリスさんは・・・


「デュートリヒ、私という女がありながら他の女に手を出すなんて」


コンティーヌさんの後ろから黒いオーラが見える


「は?俺がいつお前の男になっ・・・・・・すまん、クラリスに手を出すわけがないだろう」


デュートリヒさんがとあることを言おうとした瞬間コンティーヌさんの手から恐ろしい武器が多数現れデュートリヒさんは自身の発言を言い換え謝罪の文面に代える


「分かってくれればいいんだよ~」


コンティーヌさんがデュートリヒさんに抱きつく

それを見て不機嫌な人が二人

先ほどからずーと生徒会室に居た

デュークさん。そして・・・


「いちゃつくなら、よそでしろ。不愉快だ」


最近分かったがデュートリヒさんが大嫌いなクルト


「いや、俺は好きでしているんじゃ・・・・」


「なに言ってるの?クルトだってモテモテの癖に」


コンティーヌさんの言葉にいっそう機嫌を悪くしたクルト

相変わらずこの男は分かりづらい


「ふん、まあいい俺は帰るぞ」

そういって生徒会室から出て行った


「あ、兄さん。待って・・・」


そう言ってクラルも生徒会室から出て行った

相変わらずクラルはクルトに優しいな・・・・・・


「まあ皆もう帰っていいぞ」


「デュートリヒ、いつまで仕切っているのだ。生徒会長は私だぞ」


作者がキャラを減らすために空気に等しくしているせいで

存在がどんどん薄くなり発言回数もどんどん減っている

生徒会長代理デューク・ウェルキンスさんが一言

不機嫌だった理由はこれか・・・


「あ~、すまんすまん。お前の手を煩わせるもないと思ってな」


そういって軽く流すデュートリヒさん

しかしデュークさんはまだ怒っている

「天和、あいつらの無駄な議論に付き合うことはない。帰るぞ」


クラリスさんが小声で耳打ちする

ほのかに息があたってくる

「了解です。帰りましょう」


「本当にあいつらは・・・大丈夫か!?天和」


クラリスさんの顔が近づく

なんだろう胸が剣に刺されたように痛い

これが恋だろうか・・・

と思ったら・・・デュートさんとデュートリヒさんの戦いに巻き込まれ

魔具が胸に刺さっただけだった・・・

やばいぐらい痛い・・・・・・



「大丈夫か?天和」

「天和、死んでないか?」


ああ、ダメだ・・・意識が薄れる・・・


バタ・・・

最後はギャグに走りました

すいません

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