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第一話

これは僕が初めて作った小説です

作者の自己満足に近いです

どうか優しい目で見てください

魔法

それは空想の産物

魔法

それは科学では説明できない存在するわけのないもの、だった・・・・・・


しかしつい最近とある科学者が実験をしていると魔法が現れた


ひと昔前まで存在していなかった魔法の出現に世界は驚愕した

魔法の破壊力はすさまじく鍛え上げれば核爆弾にも勝るとも劣らない

世界の列強国はその破壊力に目をつけ、軍事転用するために技術の解明を急いだ


しかし誰でも魔法を使えるわけではない

今の段階では魔法を使える人は限られており、使えるのは才能のある限られたものばかりだった

そこで世界の列強国は魔法を使えるもの、魔術師の育成に国の総力を決していた


魔法

この偶然の産物がこれからの世界を動かしていった・・・・・・




永世中立都市 桜ノ宮市

魔法工学がさかんな人口50万人程度の都市

ここはつい最近永世中立都市として日本から世界に売られた都市だ

永世中立都市ということで世界中から人々が集まり、列強が一丸となって魔法の判明をおこなっている


ウェールズ学院

桜ノ宮市にある魔法教育機関

他にもたくさんある魔法教育機関の中でもトップクラスの学校であり

求める生徒のレベルも高く一種のエリート校である

魔法を教える特殊な学校だけあって学年は7年制、授業内容も魔法関係のことばかりだ

在校生徒はここで祖国という重荷に耐えながら生活している



この物語はその学院で活躍する一人の生徒の物語である



+ + + +

「おい行くぞ!」

黒髪の男が怒声を上げる

「遅刻するきか!」

彼が話しかけている金髪の男は眠い目をこすりいかにも退屈そうに言った

「だるい」

「いいから起きろ!!」

金髪の青年の反応を見ながら、彼は再び怒声を上げる

「わかったよ後五分」

彼は我慢の限界といわんばかりにその青年の寝ているベッドの布団を取った

「お前また不登校になるきか!!」

この男が怒っているのもしょうがない、なにせ金髪の男は1年間不登校だったのだ

「別にかまわない」

「いいから行くぞ!ライン」

ラインといわれた男は腰を上げ荷物を纏め上げた

「先に行け。俺は遅れてもかまわない」

「ああ、わかった」

そういって黒髪の青年は走り出した

ラインはそれを見送ると・・・・・・

「行ったか・・・」

また深い眠りに着いた


+ + + +

あのやろうふざけるなよ

あいつのせいで遅れてしまったじゃないか

帰ったらぶん殴ってやる

俺がそんなことを考えながら学院に行く途中だった


「ここどこですか~?」


横から変な声が聞こえてきた

最初は無視しようかと思ったが女の子の声だったので顔だけでも見ていこうと思い近づいた


「誰か~・・・あっ!そこのお兄さん、その制服はウェールズ学院のじゃないですか?」

そういってその女は俺に近づいてきた

「そうですよ」

「だったら、学院までつれてってよ」

「へ・・・?」

その一言に俺は驚きついへんな言葉を上げてしまった

なぜなら今まで女の子と一緒に歩いたことなど一度もなかったからだ

「だめ?」

「いいですよ」

しかしここはあまり変な反応をせず軽く受け流・・・俺の口はもう勝手にしゃべっていた

どうやらこの幸福にもっと浸りたいようだ

「やったー!ありがとう」

笑顔がかわいい

「私はウェールズ学院1年A組神近桜です。よろしくお願いします」

「ああよろしく」

そして俺たちは歩き出した


+ + + +

「そういえば今日は入学式だったな」

「はい、そうです」

「そうかぁ、新入生か・・・」

すこし話たらすぐ校門が見えてきた

「ありがとうございました」

「ああ頑張んな」

「はい」

女の子が行くのを見送ると

「俺も急がなきゃな」

俺も走り出した


+ + + +

若干遅刻気味ということで講堂はほぼ満席だった

2000人近い生徒が集まっているのでそこは見ているだけで壮観だった

別にどこに座れなど指定はなかったので近くの席に座った

あと10分

さっきまでの騒々しさが嘘のように講堂内は静まり返った

昨日の疲れがでてきた・・・


+ + + +

・・・眠っていたようだ

ん・・・今は新入生代表挨拶の頃か・・・

「新入生代表挨拶、新入生代表神近桜前へ」

ん?さっき聞いた名前があったような?

まあ気のせいか・・・

なんせ新入生代表挨拶をするのは入学試験の主席がやるはずだ

まさかあの迷子の女の子が学年主席なわけがない

まあ俺には関係ないしどうでもいいか


+ + + +

入学式が終わるとクラス分けテストの結果が張ってあった

学力主席 天和 京介

実技主席 天和 京介

総合主席 天和 京介


「俺のクラスはっと・・・」

あった3年A組だ

「あ・・・同じクラスですねよろしくお願いします」


「ああよろしく」

横からいきなり声がして少し驚いたように返事をする

振り返るとそこにはいかにも礼儀正しそうな男がいた

なんだ・・・男か・・・

俺がそうがっかりしているとその男が心配したように話しかけてきた

「あの?何かありました?」


「いや、大丈夫だ」


「それならいいんですが

  自己紹介がまだでしたね。僕は秋宮 隼人です」


「ああ俺は・・・」


「3年A組?ウチもだよ~よろしくね!

    ウチは候 美華だよ」


「ああよろしくな」


「それにしてもすごいね」


「ん?何が?」


「ここにある天和 京介って言う人」


「確かにすごいですね、全てにおいて学年次席に圧倒的な差をつけていますからね」


「あこがれるな~」


「いったいどんな人なんでしょうかね、気になりますね」

「稀代の天才と呼ばれているぐらいですからね」


「ものすごい紳士だったりして」

「うちらじゃ使えないすごい魔法とか使うんだろうな~」


「なんと言っても文武両道だなんてすごいですよね」


「そんなにすごい奴じゃないぞ」

 俺はそんなことを言っている二人に落ち着けというように言い放った

「え~そうなんですか?」


「そうだよ」

「とりあえず教室に行くぞこのままだと遅れる」


「確かにそうね、急ぎましょう」


+ + + +

「とりあえずクラスも変わったことだし自己紹介でもするか!」

教師の声がクラスに響いた

元気のいい教師のようで正直いっての苦手なタイプだ

「自己紹介か・・・」

「ではまず出席番号一番の秋宮からだ」

「はい」

俺の前に座っていた秋宮が自己紹介を始める

…次は俺のばんか…

教師に目をつけられるわけにも行かないのでここはいかにも優等生っぽく

「天和 京介です。好きなことは読書です。皆さん気軽に声をかけてください」

瞬間、クラス中から歓声が上がる

「あれが学年主席か」

「意外~!!」

「学年主席に見えない~」

嬉しい様な嬉しくない様な・・・

とりあえず笑顔を向けておく


「次は学級委員長を決めたいと思うが誰か立候補か推薦はないか?」

「推薦します!天和君がいいと思います!」

「私もです」


「俺は断固拒否します!」

俺なんかに学級委員長なんて無理に決まっている代わりにできそうな人はいないかな

俺は回りに目をやって委員長ができそうな奴を探した

・・・いた

去年の学級委員長クラルヴァインだ

「俺はクラルヴァインを推薦します!!」

「彼なら学級委員長の経験があり適任だと考えます」

俺はクラス中に響くような大声で叫んだ

「なるほどな・・・だったら・・・」

先生も納得したようだ

ふう、これで俺が学級委員長になることはないだろう

「僕ですか・・・」

クラルヴァインが何か言っているが無視しよう

すまないこれも俺の平和な学生生活のためだ。許してくれ


+ + + +

「京介くん」


「ん?」


「なんで学級委員長やらないの?」


「学級委員長になると大変だから」


「え~普通はクラスで一番強い人がなるんじゃないの?」


「おれにはまとめる実力なんてないからな」


「京介くんは去年から変わってないね」


「お前もなw」


「まあ頑張ってみるよ」


「クラス間戦争負けるなよ」


「うん」

クラス間戦争というのはAクラスならAクラスの1~7年生が協力して他のクラスと戦うというものだ、勝利条件は他のクラスの学級委員長を全員倒すこと。敗北条件は味方の学級委員が全員やられることだ

このクラス間戦争で勝ったクラスは魔具の配布、使用許可や勲章がもらえたりと得することばかりだ逆に負けたクラスはひどい補習と肉体労働が待っている

なので全クラスで年2回におこなわれるクラス別戦争で負けないように学級委員長にはクラスで一番強いものがなっている

しかしこのクラスの場合は少し違った

学年主席と学年三席がいるからだ

普通学級委員長は負けたらいけないので単独行動及び不正をなくすために居場所が強制的に知らされる。なので京介は居場所が知らされる学級委員になることを断ったのだ

「そういえば今回の件で魔具もらったんでしょ?見せてよ」

「いいぞ」

この学院では成績上位10名に専用の魔具が渡される

魔具というのは魔法の武器の事で学院ではそれを装飾品にしていつも身につけている

俺の場合は腕輪だ


…腕輪に魔力をこめる

さっきまで何もなかった俺の手に刀が握られる

「すごいね~刀か~」

クラルヴァインがこっちを覗き込んだ

しかし教室の中で魔具を発動させてよかったのだろうか?

「クラルのも見せろよ」


「いいよ」

クラルヴァインの手に剣が握られる

細さからしてレイピアだろう

「やっぱり専用の魔具があるとかっこいいね」

クラルヴァインが笑っている

「そうだな」


そんな話をしていたらもうあたりはかなり暗くなっていた

「もう暗いね」


「そうだな」


「お前は寮だっけ」


「そうだよ」


「俺は外だから別だな」


「うん、じゃあね」


「ああじゃあな」


俺はクラルヴァインに別れを告げて走り出した



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