白神「フブキ」
古今東西様々な場所にいる『神』その神の中には白神様と呼ばれる「物」がおった。
フブキ「私が物扱いとはね。ふふっ。」
白神の不満ももっともだった。白神は白の系統。神の家系では抜きんでた家系だ。
?「フブにゃんフブにゃん。」
話しかけてきたのは神友のさくらだ。
フブキ「あら。さくら。久しぶりね。元気?」
さくら「元気だよ〜!フブにゃんは?」
元気よく答えるとさくらは水瓶に向かってタックルした。
ガシャーン!!!!!
水瓶は勢いよく割れた。
フブキ「あっ…。」
さくら「ごめん…!?弁償するよ〜…」
フブキの体は半分ほどにまで小さくなっていた。その瓶はフブキの力を溜めていた特別な瓶だったのだ。
フブキ「力が…力が抜ける〜。」
さくら「はにゃにゃ!?大変だぁー!?」
さくらはボンドでくっつけようとしたが…ダメだった‼︎
その時!天から稲妻が轟いてきた。
ピッシャーン‼︎ゴロゴロ…‼︎
フブキ「白神…行かなくちゃ‼︎」
さくら「まって‼︎そんな身体でどこ行くの?」
フブキ「白神の家から帰還命令が出てるの!」
さくら「きかん…?わ、私もついてく!」
白神の制止を振り解いてついて行った。
フブキ「神友のさくらです…。」
周りに聞かれるたびにそう項垂れながら答える白神であった。
幸い、瓶にはまた力を注げばいいというか"夫婦盃"なんかにならなくてよかった。
フブキ「とほほ…。」