詩

変わる

人は変わる 流れる刻に乗せられて

勝手に変わる 誰かに言われることも無く

人は変われる 捉えた光が見えるなら

僕は変われない 黒一色の明けない夜

勝手な自分 目的未定の寂しい馬鹿

勝手な自分 泣いて疲れて虚無なやつ

変わることが普通なら 自分の涙はなんなのか

変わらないことが異端なら 自分は普通に戻りたい

季節は変わる 流れる時に乗せられて

勝手に変わる 「変われ」なんて言ってないのに

季節は変われる 定めた運命そのまんま

僕は変われない 白一色の凍てつく氷

勝手な自分 過去を忘れた幼い愚者

勝手な自分 未来を恐れた貧しい欲求

変わることが普通なら 自分は震えて自分を見てる

変わらないことが嫌ならば 努力のひとつしてみたい

みんなは変わる 教えてくれる「友達」がいる

勝手に変わる 選んで分かってたはずなのに

みんなは変われる 築いた友情そのおかげ

僕は変われない 時の止まった白黒写真

勝手な自分 何も知らないわからない

勝手な自分 「誰か認めて」声を出す

変わることが普通なら 自分の知らない自分を見たい

変われないが悩みなら 「友情ごっこ」を壊したい

誰かを頼りたい

自分を頼れない自分の悪欲

誰かに心を知って欲しい

心を知らない自分の心を