人に読ませる気が微塵も感じられない小説
掲載日:2022/06/01
この小説を読みたいか?
そうか、読みたいか。
くくっ、だが読ませんっ!
理由だと?
特にない!
なんかイジワルしたかった。
暇だったし。
え?
そろそろ読ませてくれ?
やだぴょーん。
読みたければ俺の悪ふざけにつきあってもらおうか。
俺が満足するまでな!!
ふははははっ!
うーん?何だその顔は?
ここいらで心折れてブラウザバックしても良いのだぞ?
さぁ、どうする?
ほらほらほら。
こうしている間に貴様の貴重な時間を俺が奪っているのだぞ?
引き返すなら、今の内だ。
……。
…………。
ふむ、貴様。
なかなか見込みがあるではないか。
良かろう!
そんな貴様には特別に、俺がこの小説を読ませてやる!
ふっ、俺の寛容さと偉大さと強大さを前にしてひれ伏すがいい!
ではいくぞ?
いっちゃうぞ?
せーのでいくぞ?
いちのにさん、で行くぞ?
ん? そういうのはいいから早く読ませろだと。
まったく仕方がない奴だな。
ほら、これがお望みのものだ。(ゴソゴソ、バリバリッ)「読ませて」はやろう。「読ませては」、な。
昔々あるところに、勇者がいま
の末に、勇者は無事に魔王を倒し、お姫様を助け出したのでした。
―完―




