夜は続くよどこまでも
大地が殺し屋と戦っている時のこと。
「剣 みこやはり1週間前依頼されていた事件の主犯か」
防犯カメラつきってに注意力なしかよ。
「アジトに入るとこバッチリうつってるね」
「乗り込むよ。トオル」
「…おけ…」
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「ここがアジトか」
「おーい。そこのお兄さーん」
そこには少年が立っていた。
「君、何者?」
「僕?僕はね。ただの少年マジシャンだよ」
少年マジシャンか…
「そして、この扉の鍵を持ってるものだよ」
「その鍵僕に渡してくれないか?」
「それは無理だよー」
「なら仕方ない。行けるか。ファントム」
僕は手帳を出す。
「大丈夫だよ。君の名前知ってるし隠さなくてもいいよ」
「なら訂正しよう。行けるか。トオル」
「待って待ってよ。僕は君達と戦いたくないんだよ」
「というと?」
「今から勝負をして勝ったらこの鍵あげるよ」
「なるほど。僕も少年を痛めつける趣味は無いんでね」
「ルールは簡単僕のマジックを見て僕の能力を言いた当てることがきさ出来たら君の勝ち」
なるほど結構簡単だな。
「わかった」
「なら、そこのお姉さーんちょっとお願いしたいことがあるんだ」
一般人を使うのかよ。
「大丈夫かい?一般人巻き込んで」
「大丈夫。僕天才だから」
何処かで聞いたことあるセリフだな。
「タネも仕掛けございませ。この中にお姉さんを入れて。このノコギリで首の部分をを切りまーす。」
そういうと少年ノコギリで首の部分を切った。
「そして箱を開けるとー。はい、切れてませーん」
なるほど。
「ちなみに僕に何でも要求していいよ」
「君さぁ」
「?」
「勝つ気ある?」
「へ?」
「こんなのさぁ。僕でやってみてよって言えば終わりなんだよね」
「どういうことさ?」
「まず僕が考える可能性は3つ目、1つ目にマジックが100%成功させる能力、2つ目不可能のマジックを可能にさせる能力、3つ目能力を持っていない無能力者」
「可能性が3つ目もあるんだよ?そんな言葉で潰れるとは思えないなぁ」
「だってさぁ?まずこの要求を嫌がったら3つ目だし。もしおっけーしても常識外の事が起きれば2つ目だし。普通にタネがあれば1つ目か3つ目ってことになる」
「それでも2つ残るじゃん」
「少し手荒くはなるが…」
「君の能力はマジックを100%成功させる能力だ!」
そう叫ぶと神童の手帳に鎖が巻かれた。
「間違えってことは…残るは3つ目ってことになるね」
少年はニヤリと笑う。
「ふふ、ふははははははははははは。面白い!面白いよ!君!そうだよ!僕は無能力者だよ!」
「ならさっさと鍵をくれないか?」
「はい、これ鍵ね。あと剣お姉ちゃんの居場所も教えてあげるよ!僕は今とても気分がいい!この建物の屋上にいるよ!」
「気分が良くてなりよりだね。行くよ。トオル」
「そういえば…」
「君のお仲間は何処に行ったんだろうね」
僕は後ろを振り返る。そこにはトオルがいなかった。
「なっ!」
僕は驚いた。
「ほんとうに何処行ったんだろうね」
「君は一体何者なんだ?僕は君が敵だとは思えない」
「敵?僕は面白い方の味方だよそれより急いだ方がいいんじゃない?多分トオルは屋上にいると思うし」
「そうする!」
僕は屋上に向かった。
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「よう大地。なにか情報を見つけたか?」
「あぁ、これを見てくれ」
俺は画像に映し出された映像を見る。
「これは剣か?」
「そうだ、そしてこれはアジトに入る瞬間だ」
「ほんとに注意力がないやつだな」
「それ俺も思った」
「とりあえず乗り込むぞ」
「ちょっと待ってくれ。神童に連絡する」
「神童ってあの神童か?」
「そうだ。神童も手伝ってくれている」
俺は神童にメールを送った。
10分経っても連絡が来ない。
「来ないな…連絡」
「時間の勝負だもう乗り込う」
俺達は剣のアジトに向かった。
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「ここがアジトか。ん?扉開いてないか?ラッキー」
「行くぞ大地。覚悟しとけよ」
俺達は剣のアジトに入る。
「敵…いないな」
「そうだな。だがあまり油断するなよ神園」
「て、もう屋上だぞ」
ん?あそこにいるのは…
「神童じゃないかもう乗り込んでいたとは流石だな。アジトを自分で見つけるとは」
神童から返事はない。
「おい、どうした?剣でも見つけた?」
返事がない。
「どうしたってしんど…う…」
俺達は絶望した。そこには…
血まみれになっているトオルが死んでいたのだ。
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