勝てなきゃ理想は理想のまま
剣 みこ、1週間前、縄で男を殺害、その男は体が弱かったという。
人を殺しているのに警察が動かないのは奴の能力のせいか。そう考えると奴はかなり注意力がないというか。
そして俺は1番したの行を見る。
「防犯カメラの殺害現場付きってどんだけ注意力がないんだ」
これからどうしよう。どうやって探そう…ん?
「あっ」
盲点だった!そうだ防犯カメラだ!それを使えば奴が何処にいるか分かる!
「よし!まずは神園に連絡を…」
俺は連絡をしようとした。しかしそれは叶わなかった。何故なら…
「携帯が壊れてる!どうしてだ!誰が壊したんよ!」
「俺が…壊した…」
俺は声がした方を振り向く。
「あんたは誰だ。ここの警察官ではなさそうだが。一般人は用がないんだったら出て言ってもらおうか」
「あーん…えーと…俺…はぁ、説明面倒くさ…」
なんだコイツは。
「俺はね…殺し屋…なんだよ」
へー。殺し屋か。うん。
「へ?」
殺し屋ぁぁぁぁ!
「そうそう…殺し屋」
俺は1歩後ろに下がる。
「殺し屋がここになんの用で?自首しに来たのか?」
「えーと…君を殺しに来た…」
ですよねぇー。
「えっと。依頼者は剣 みこだよな?そしてなんで殺し屋なのに姿晒してんの?」
なんか…こう…やりにくいな。
「えっと…依頼者はあってて…あー面倒…姿晒したのは俺の決め事みたいな事で」
ほんとにこいつ殺し屋がよ。
「あー面倒い…ほんとに面倒い…さっさと殺すか…」
殺す…え?
「面倒から1発で死んで欲しいな…」
奴は銃を撃った。俺は銃口から位置を予測して弾丸を避けた。
気づかなかった…俺は今殺されかけた…奴から全く殺意を感じなかった…
「あれ?避けられた?…んー面倒臭いなぁ…」
俺は奴に近づき奴の腹部に手を当てた。
「え…はや…」
そして俺は奴を能力のバトル世界に送り込んだ。
「へぇー…これが能力かぁ…」
「俺達今から…」
俺の言葉はさえぎられた。
「知ってる知ってる…泥警でしょ?剣から聞いてる…」
「なら…もう始めてもよろしい?」
「いいよー…」
なんかこう。なんだろう緊張感というかなんというか。
ゲームが始まり1分が経つ。
俺は驚いた。奴はあの殺し屋は俺の目の前立ってるのだ。
「えっと…泥警って知ってるよね?」
「知ってる…」
ほんとかよ。
「俺にとって…これは泥警じゃない…俺は君と撃ち合って勝てばいいんだから…」
奴の武器は銃か。俺と同じだな。
「じゃあ次こそ死んで…」
奴は銃の引き金を引いた。と同時に俺も銃の引き金をひいた。弾丸は空中でぶつかった。
「君…なかなかいい狙いしてるね…あー…強い…面倒い…あーイライラしてきた。さっさと死ねよほんとにくそが!」
なんだこいつ急に荒くなって。
「死ね死ね死ね死ね死ね!」
っ!速い!
俺は銃で反撃したが足に1発くらってしまった。
「君もなかなか速いじゃん!」
そこからは俺達の早撃ち連射勝負。殺し屋も俺も急所は免れているが手足は弾丸まみれだ。
クソ…意識が飛ぶ…この能力…死にはしないが痛覚はあるんだよな…クソが…
「お互いに…ラスト1発だね」
「そう…だな…」
ダメだダメだダメだダメだ!意識を持て!俺は頑張ってきただろ!この能力で人を助けれるって!人を守れるって!だから俺は!銃の腕を磨いた!今出来なくてどうするんだよ!
俺達はお互い銃口を相手に向けた。
早撃ち勝負…
そしてお互い引き金を引いた。
気づいたら奴は倒れていた。
「勝ったのか?」
は、早く縄で縛らないと。
俺は奴を縄で縛った。
『勝者 大地 10秒後現実世界に戻ります』
そて俺の視界は光に包まれた。
「…はっ!早く伝えないと!て、携帯ないんだった…あっ、そこの君携帯貸してくれないか?それとこいつ逮捕しておいて」
「えっちょっと!」
俺は警察官から携帯を借り神園にメールを送る。
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俺は今編集部の前にいる。
「そんな…」
そう編集部が跡形もなく無くなっていた。周りの人に聞いたら火事だそうだ。誰かが燃やしたんだと。
絶望していると誰からかメールがきた。
『話がある警察署に来てくれ 大地より』
大地からか。
『わかったすぐ向かう』
絶対に許さない。俺の仕事場も奪っといて。どこまでふざける気なんだ。
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