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名探偵

編集部まであと少しだな。クソもう昼だ。昼飯は今日はなしだな。


「ん?なんか騒がしいな」


なんかあったのか?


「この近くで殺人が起きたみたいよ」


「ほんとに?それにしても死体とかなさそうだけど。警察もいないし」


「疑うの?あの『神童 ヒロト』様がそう言ってるのよ」


殺人事件かぁー。なんかあいつ思い出すからやめて欲しいんだど。そういえば神童 ヒロトってあのイケメン名探偵で有名のあいつか。


そう思っていると建物から人が出てきて俺の目の前に来た。


「君、少し僕についてきてくれないかい?」


いきなりなんだ?


「いや、俺は急いでるから無理」


なんか面倒くさくなりそうだな。


「やはり君が犯人なんだね」


ん?何言ってんだこいつ


「この人が犯人です!皆さん逃げて!」


そう神童が叫ぶと周りにいた人達は驚き逃げていった。


「おい!何嘘な事言ってるんだ!俺が犯人?俺は今ここに来たところだ」


「犯人は現場に戻ると言うだろう」


こいつほんとに名探偵か?迷探偵の間違えじゃないのかよ。


「そんな根拠何処にあるんだ!」


俺は問いかける。


「昨日僕は絶対当たるという占い師から助言を貰った。その占い師はここで殺人が起きたと教えてくれた。そしてその犯人は明日その場所に戻って来る。犯人の性別は男、名前は神園 景色、特徴は黒い服を来ていてる、そしてその男はとても急いでいると、そしてそいつは能力者だと」


あー。これ絶対剣の仕業やん。


「全部君に当てはまっている。神園君」


「はぁ、またこれかよ。俺はよくありもしない事件の犯人にされるよな。誰かさんのせいで」


ほんとにまじで剣ふざけんなよ!


「反省の色なしか。大人しく逮捕される気はないみたいだね」


「当たり前だ」


「少し手洗いになってしまうが仕方ない」


そういう神童は手帳を出現させた。


どういう能力だ?とりあえず『仁』を飛ばして様子を見るか。


俺は『仁』を飛ばした。


神童は右方向に避けた。


何もしてこない?ほんとに能力がわからん。とりあえず軌道を変えて仕留める。


俺は神童の方向に文字の軌道を変える。


そうすると神童は地面に落ちてる瓦礫を投げ文字に当てた。


「なるほど理解した」


理解?何を理解したんだ?


「お前の能力は文字を書きそれを操ることが出来る能力だな」


そう神童が言うと俺の体から文字が出てきて神童の手帳に向かっていった。それと同時に俺の手帳とペンが消滅した。


「なに!お前!何をした!」


「僕の能力だよ。僕の能力は相手の能力を推理し、あっている、またはそれに近しい能力だった場合相手の能力を封じる事が出来る能力。気絶するととける。間違えてしまうと1日使えなくなるがね」


能力使えなくなったのか。しかし奴は年下。しかも俺は小説家だが毎日筋トレしてる。別になんの問題もない。


「出番だよ。『ファントム』」


ファントムだと?あの神崎が言って奴か。まさか敵として出てくるとは。


そう思っている奥の扉から大量のコウモリが出てきた。


「な、なんだこれは!」


そして大量のコウモリが俺めがけて飛んでくる。


「どんな仕事してたらこんな能力になるんだよ!」


俺は叫びながら逃げる。しかしコウモリの群れの1匹が俺の首の肉を噛み切った。


い、痛てぇ。噛む力強すぎないか?なんだこの威力。普通なら有り得ねぇ。なんだ一体なんなんだこの能力は?


「殺すなよ。ファントム。僕はあんな奴と同じ領域に行きたくないんでね」


「だからやってねぇーつーの!」


俺が叫ぶと同時にコウモリの群れはまた俺の方向へと飛んできた。


よく見ろ。コウモリがの群れを。よく…見ろ…ん?なんかこのコウモリ何処かで見たような気がする。あの特徴的な緑色の牙…はっ、思い出した確かあのコウモリ、ファントムヒーローだっか?その映画の主人公の能力で変身したコウモリそっくりだ。となると…


「お前の名前は花 トオルだろ」


そういうとコウモリの動きが止まった。


「確かあの映画の主人公は超人気俳優花 トオル。そしてお前の能力は過去に演じたキャラの能力を1つだけ使うことが出来る能力そうだろ?」


「まずい!撤退だ!トオル」


神童はそう叫ぶがトオルはこっちに向かってくる。


「落ち着けトオル!」


それでもトオルは止まらない。


「俺はしってるぜ。確かそのキャラの能力弱点は先頭のコウモリが意識を管理してるコウモリなんだよな」


俺は向かってくる先頭のコウモリを蹴り飛ばした。


そうすると他コウモリ達は先頭のコウモリに集まり人型に戻った。


「トオル!大丈夫か。クソせい僕のせいだ。トオル任せすぎた。君は正義感が強いからな。だから止まらなかったんだろ?」


俺はその泣きそうになってる神童に近づく。


「こいつは殺させないぞ!」


殺させないってそんなにないんだよなぁ。


「俺が人殺しをしたと思う?」


「あぁ、思うとも」


「なら証拠は?」


「証拠なら占い師が…て、僕は何を言ってるんだ?占いなんかをぼくは信じたのか?」


あー。めっちゃデジャブなんだが。


「はぁ、説明するよ面倒」


俺は神童、軽めに蹴ったのですぐに起きたトオルに全部話した。


「なるほど剣 みこか…わかった僕達も協力しよう」


「俺はこの後編集部に向かうがお前らはどうする?」


「…僕達は少し気になる事がある。だからここで二手に別れる」


「わかった」


「行くよ。トオル」


「……」


こいつほんとにあのトオルかよめっちゃ無口なんだが。


俺達はここでわかれた。





___________________________




これは神園 景色が神童 ヒロトと戦っている時のことだ。


「警察署に来たものの何すればいいだ?」


大地はつぶやく。


「とりあえず奴の情報を…て、オレオレ詐欺したことしか書いてな…」


剣 みこの書類から1枚の紙が落ちる。


「なんだこれ」


俺はその紙を拾いその紙を見た。


「!?」


俺は驚いた。


な、なんてことだ…剣 みこは、や、奴は1週間前…




人を殺していた。



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