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「これが原稿だ」

俺は剣に原稿を渡した。

「OKです。編集部にもどりますね」

「わかった。また原稿が出来たら、メールで連絡する」

俺は剣にそう言うと、剣は少し困ったような顔をした。

「もう電話にしません?メール面倒くさいんですよねぇ」

剣はねちっこい声で言う。

「俺は電話が嫌いだ。」

俺は答える。

「本当にかわった人ですね」

悪かったな、かわってて。

「これで失礼します」

剣がドアを閉めようとした。

「ちょっと待ってくれ」

「どうかされましたか?」

剣が不思議そうにこちらを見る。

「俺も外出るから」

「そうですか。ちなみに何処に行くのですか?」

聞く意味あるか?

「いや、そんな大したところじゃない。近くのゲーセンに行くだけだ」

「そうですか。じゃあ私はこれを届けないといけないので」

「おう!またな」

そうして俺は剣と別れる。

何のゲームしよう。アーケードゲームでもするか。

「おい」

後ろから男の声が聞こえた。

後ろを振り返ると警官が立っていた。

「おん?なんか用か?」

「お前は神園 景色であっているか?」

俺の事を知っている…

「あぁ、そうだが」

「お前がぁ!おまえが俺の弟を殺したのか!」

は?何を言っているんだ。こいつ。

「俺はお前の弟をなんて知らねぇーし、殺してもいねぇ」

俺は必死に答える。

「嘘をつくな!俺の母さんから連絡がきた!」

「待て待て待て!1回の落ち着け!」

「問答無用!」

警官は俺に近ずいてきた。俺はペンと手帳を出したが一瞬反応が遅れてれ、警官に俺の腕を掴まれた。

「しま…」


______________________________



次に目を覚ますとそこにはさっきとは違う光景がひろがっていた。

「ビルとかはあるがさっき目の前にあったビルとは違うビルだ。ここは一体?」

「ここはバトルフィールドだ」

この声は…

「さっきの警官か」

「俺の名前を言っておこう。神木 大地だ」

大地は俺に鋭い目つきで睨む。

「お前も能力者か」

「見れば分かるだろそんなこと」

「そんで?バトルフィールドなんだろ?これから何をするんだ?お前が攻撃してこないということは多分今の段階は攻撃を出来ないんだろ?」

俺も大地を睨みつける。

「そうさ。これからやるバトルは泥警だ」

「泥警ってあの泥警か?」

「そうだ。俺が警察でお前が泥棒この縄でお前を縛ったら俺の勝ちだ。ここまでは普通の泥警変わらん」

「能力を使ってもいいとかか?」

「いや、ここでは能力は使用できない」

なるほど。だからペンと手帳が出て来ないのか。

「1つだけ、1つだけ自分の職業に関する武器を使うことが出来る。ゲーム開始直後に手元に現れる」

じゃあ俺ペンで戦わなきゃダメなんか。

「ちなみにここでは死=気絶となる」

「わかった。さっさと泥警しようぜ」

「犯罪者にしては良い度胸だ。制限時間は15分!俺は1分間全ての情報がシャットアウトされるから安心しな」

『ゲームスタート』


______________________________


俺の武器は…

「手帳かよ!」


あいつの!あいつの武器はた…

「拳銃じゃねぇーか!」

モンスターを捕まえるあのゲームのキャラ風に叫ぶ。

早く隠れなければ!



「1分経ったか」

そう言うと大地はゆっくりと歩きどした。

こういった1対1の戦いは対処法があるそれは後ろをついていくことだ。

俺は最初隠れようとしたが奴はここを知り尽くしている。だから隠れるのは悪手となる。

「まぁゆっくり攻略してみせよう。犯罪者」


あれからもう9分経った。後5分か。なんだよ攻略してみせようとか言っといてめちゃくちゃ楽なんだが。

そう思ってると近くにヘルメットがあることに気づいた。

お!ラッキー!

俺はヘルメットを手に取った。

『ビィーーーー』

取った瞬間防犯ブザーのような音が鳴り響く。

「そこか!」

まさか…これ、やつの能力の1つのなのか。とりあえずこれ被って、物陰に隠れないと。俺は近くの物陰に隠れる。

「さぁ出て来い。もう場所は大体分かってる」

大地は拳銃を構える。クソ!一か八かだ!俺は物陰から飛び出でる。

「終わりだ」

大地は拳銃を撃つ。

「お前が撃ってくる場所が丸わかりだぜ!」

俺は右足に来る弾丸を木の板で防ぐ。

「くそぉ!」

さらに追撃が来るが俺は路地裏に逃げ込む。

やはり、防犯ブザーが作動するのは武器と防具だけの用だ。それにしても俺は天才か?

相手の攻撃をビンゴで読み切るなんて。

俺はまず飛び出す時に胸部分が隠れるように飛び出す。頭・胸を当てることが出来ないので次に動きを封じにくると俺は予測した。動きも封じることができさらに相手にとって予測しやすいのは次に踏み込む右足を狙ってくると俺は予想した。


「後2分!このまま耐えきるぞ!」

俺はやつがギリギリ見えるぐらいの距離感をたもちながら逃げ続ける。

逃げ続けていると残り25秒で奴は急に方向をかえた。

なんだ急に?諦めたか?いやそれはない回り込むつもりか。

「残り20秒!」

俺がそう叫ぶ。そう残り時間が20秒になった瞬間。2つ目の能力が発動した。




全ての建物が消えたのだ。






「なに!」

まさかやつはこれを狙っていたのか。確かにこうんな能力があるのならば焦る必要はない。だからやつは方向をかえて俺の対角線上に回り込んだのか!

「俺の勝ちだ」

大地は1発。最後の1発を景色の胸に向けて撃つ。

「がはぁ!」

俺は弾丸を喰らってしまった。そして俺は倒れ込む。

「最初から俺の勝ちは決まっていた」

大地は俺に近ずき縄で俺を拘束しようとしたその瞬間。俺はやつに蹴りを喰らわした。

「5…4…3…2…1」


『タイムアップ 勝者 神園 景色 20秒後に現実世界に戻ります』


「何故だ!何故お前は気絶していない!完璧に胸を撃ち抜いたはずだ!」

それを聞き俺は胸ポケットに手を入れる。弾丸がめり込んだ手帳を取り出す。

「万が一の事があるからなここにしまっておいた。頭はヘルメット、胸は手帖で守っていたんだ」

俺は大地にネタばらしをした直後目の前が光いっぱいになった。



______________________________




目が覚めるとそこは見覚えのある場所だった。そして俺の目の前には緑色の縄に縛られてる大地がいた。

「なるほどバトルに負けるとこうなるのか」

「逃げるなり殺すなり好きにしろ…。これは30分間外れない」

「なら遠慮なく」

俺は大地の服から携帯を取り出した。

「なにを…している」

「ん?俺はただお前から誤解を解きたいだけだ」

「馬鹿かお前は今逃げれるチャンスなんだぞ。それに誤解もありえない」

「逃げてもお前追ってくるだろ?それにありえないとどうして言いきれる」

「それは母さんがそう言って…」

「番号」

「へ?」

「携帯のロックの番号教えろ」

「嫌だと言っ…」

「さっさと教えなさい大地君」

俺はニコニコして言う。

「7415963です」

俺はロックを解除して大地の母親に弟が死んだってほんとか?といった文を『メール』で送る。

そして俺は変事がかえってくる。

「ほら」

「え?死んでいない?どういうことだ?確かに母さんが…母さん…待てよあれは本当に母さんの声だったか?てか俺に弟はいない。俺は何に惑わされていたんだ…」


「そう言う能力か…」

「その偽母さんは弟が死んだ以外に何を言っていた?」

「そいつは確か…アトリエマンションから1番近いゲームセンターに向かったと言っていた」

確かにそこのゲーセンに向かった。待てよ。何故そいつが俺の住んでるマンションを知ってるんだ?そして俺はおれがゲーセンに向かうことも知ってた。この2つを知っているやつは…まさか…

「剣…みこ…」

俺は携帯を取り出したメール欄を見るそこには剣 みこの名前がなかった。

「そんな…あいつが」

「待て。今剣 みこと言ったか?」

「あぁ」

「そいつ連続オレオレ詐欺事件の犯人だ」

俺は唖然とした。

「そいつの名前が発覚したのはお前と戦う1時間前だ」

「だとすると剣の能力は電話限定。嘘を真実だと思い込んでしまうという能力だと俺は推測する」

「けどあからさまな嘘は数時間で効果が薄くなるみたいだな」

それだから剣は電話にこだわっていたのか。

「そろそろ30分だ」

「俺も協力しよう」

神木 大地の縄が消えた瞬間俺たちは覚悟を決めた。

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