表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕達が結婚する日まで  作者: 鎌田集
6/7

小学生編5

教室に入ると泣いてる秋瀬を見つけた。


「どうした!?」


状況が理解できず、たまらず俺は秋瀬に話しかけた。


「うっ…なん…でもないわよ…。」


「なんでもなくはないだろ。はいハンカチ。」


「あっ…ありがと。」


「おう!気にすんな!」


「ハンカチは明日洗ってかえすね。」


「ありがとな。…もう夕方になってきたし帰るか。」


「そうだね。帰ろっか。」 


帰る頃には秋瀬の目には涙もなく、帰り道にたわいのない話をしながら帰った。するとら秋瀬から話を切り出してきた。


「並木は私が泣いてた理由気にならないの?」


「気にならないって言ったら嘘になるけど、話したくないかもしれないのに聞くのは失礼だろ。」


「優しいんだね。けど、私が聞いてほしいから話すんだけどね。」


「うん。」


「並木とかみんなが帰ったときに佐藤くんに告白したの。」


「あっ…そうなんだ…。」


「結果なんだけど、明日まで待ってほしいって言われたの。」


「うーん。結果はまだわからないんだね。」


「結果はわからないけど、すぐに答えが出ないから良い返事はもらえない気がするの。」


「返事の良し悪しはわからないけど、佐藤も真剣に秋瀬のことを考えてると思うぞ。説教臭くなってごめんな。」 


「たしかにそうよね。話聞いてくれてありがとね。話聞いてもらったし結果がわかったら報告するねー。」


「うん。いい返事くるのを期待しとるよ。」


このやりとりをしていても自分の中ではモヤモヤが残っていた。明日になったらこのモヤモヤも解決するのだろうか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ