俺の始まり
久々の投稿です。今回も自信作です。
人が来ないような学校内の外れでのことだ。
「おい、ブス。クソ雑魚、消えろカス」といじめっ子は、俺に対して悪口を言い捨てた後、殴る蹴るなどをして教室へ入った。
ちなみに、俺は那珂田 景蔵。普通のどこにでもいる中学2年。とはいえクラス内でもいや、学年もっとか、学校一顔がブスだった。小さな頃からのコンプレックスで、いつも周りからブスと言われていた。その上、身長も135センチしかなく、チビとも言われていた。特に自分に取り柄がなく特徴すらない。
友達もいない。だが、気にかけてくれるのはいた。幼馴染の女子、真田 姫奈だった。小さな頃からずっと、クラスも生まれた日も血液型も同じで、とても仲が良い唯一の存在だった。それに、姫奈は美少女で、お母さんも、美女で世界一の美女にも輝いたことのある人だった。そんな、姫奈は真逆の俺にはいつも優しく接してくれている。
ただ、俺は小さな頃からの夢があった。特になんの特徴もないけど、なりたい夢はあった。それは、大きくなったら、性転換して整形もして、ニューハーフの中でもいいから、世界一の美少女になるということだった。
普通の男なら誰も普通は考えないことだが、俺はなりたいと毎日願っていた。
そして、中学卒業間近に迫ってきて高校を受験することになった。だが、俺は頭がとても悪かったため入れる高校を探すことになった。そして結果入れるところは私立だった。県立に行けるほどの脳はないため。私立を受験することにした。その私立は次の年から女子校から共学の高校になる高校だった。俺らの代から共学になるということだったので、なんとか見つけることができた。
そして、受験当日まず筆記試験を受けそのあと集団面接を行いその日は終わった。テストは、結構できたという確信が持てたのでよかったが、何かがおかしかった。何が、おかしいかというと次の年から共学で男子も受けられるのになぜかどこを見渡しても女子しかいなかった。それに、何故だか周りから全く不審な目で見られることもなかった。
それは当たり前だろうと考えてはいたが、1人だけ男がいて普通は浮くはずなのに全く浮くことがなかった。その理由は身長だった。 顔はブスにしても、身長は中学3年の現時点で140センチしかなく、体毛も全く生えていなく肌の色も白かった。そのため、不審がられなかったのだろう。
そして、受験合否の発表が出た。見事に合格した。これで晴れて高校生になれると喜んだ。だが、次の日高校側から一つの電話がかかってきた。
「景蔵さん、明日我が校に親御さんと一緒に来てください。」と言われて次の日向かった。
向かって言われたことは、衝撃的だった。「我が校は、今年から共学にする予定でしたが、今回男の子が、景蔵さんあなたのみしか受験していなかったので、共学の件はなかったことにします。ですが、景蔵さんは、我が校しか受けていないので、特別に条件付きで我が校に入学させてあげましょう。その条件は、女の子として我が校に入学するなら許可しましょう。」だった。
それについて、親は唖然として、言葉を失い、俺自身も唖然としたが、なぜか嬉しかった。なぜ、嬉しかったというと昔からの夢が叶うからだ。ここで女子になってこの学校に入り女性としての勉強をし、頑張れば、確実かはわからないけども夢が叶うかもしれないと思ったからだ。だが、そんなことは俺1人が勝手に決めて言い訳ではないため、家に帰って相談することにした。
家に帰って親と相談することになった。相談する周りには、兄がいた。紹介すると、名前は影巌で、高校2年で、イケメンで頭もよく県立でトップの頭のいい高校に通っている。これまた、真逆の人だった。そして、兄はこういった。「俺から言えるのは、自分のなりたい者になれ。それだけだ。」と言い、自分の部屋へ行った。そして、親と1時間くらいずっと話した。
そして、次の日学校に向かい決めたことを言いに行った。
言ったことは、「私は女の子になって入学します。」ということだった。なぜ、そういう結果になったかというと、このまま浪人して次の年に他の学校へ行ってもいいけど、次の年もし失敗して入れなかったら人生としてもったいないということだった。そして、そういう結果になった。
それを学校側も快く受け入れこう言った。「よく決心しましたね。学校側もあなたを全力でサポートします。困ったことがあったらいつでもサポートいたします。」と言っていた。
そして、制服の採寸の時期になり、採寸へ行った。体は男性のため、女性の服は入らないだろうと思っていたが、何故かスッポリ着ることができた。このことに採寸の人はびっくりしていたが、そのことには気にしなかった。そして、採寸が終わり帰ることになった。
そして、次の日の朝、猛烈に腹が痛くなったのだった。
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