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【はじまり】の始まり

 ある時から急に日記をつけはじめたのは、同じようにただ過ぎていく毎日の中に変化を見つけたかったからだ。

 変わり映えしない毎日に退屈していた。

 そう、俺は確かに変化を望んでいて、今まで見落としてきていた【なにか】を日記の中に求めた。

 それは本当に些末な願いで、ごく当たり前に起こりうる常識の範疇でよかったし、せいぜい小市民である自分には相応だと思っていた。

 だって誰も自分の人生が劇的に変わるだなんて思ってやしないだろう?

 それは降り続いていた雨が珍しくやんだ6月20日のこと。

 あの日以来本当に色々な経験をさせてもらったし、自分がこんなにも様々な感情を持っていることに気付かされて驚いたものだ。

 笑い、泣き、喜び、後悔で眠れない日も確かにあったけど、もしもう一度あの日に帰ったとしても、同じようにもう一度あの2人に会いに行くだろう。

 誰かと一緒に歩く人生がこんなにも面白く、こんなにもたくさんの感動を与えてくれると知ってしまったから。











      ーー例え世界が滅んだとしても

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