第五話 それぞれの過去 そして、蘇る記憶
どうしてだろう‥‥‥どうして私閉じ込められちゃったんだろう‥‥‥‥‥
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『藤田さん、開けて!お願い!』
『イヤよ。ど〜して、開けなきゃいけないの?』
『それより、忘れ物見つかったの〜?』
『それは、嘘なんでしょう?』
『なんで、そんな事言えるのかしら〜。』
『だって‥‥‥‥』
『とにかく、忘れ物見つけるまで開けてやんねーからな!じゃ!』
『ま、待って!!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はあ〜。もう夜になっちゃたよ‥‥‥‥‥‥
のぞみちゃん、助けにきてよ‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥私あの時、のぞみちゃんにヒドい事言っちゃたな‥‥‥‥あの時、のぞみちゃんが言う事をちゃんと聞いていれば‥‥‥‥‥信じてないのは私だったな‥‥‥‥‥結局裏切られて‥‥‥‥‥ごめん、のぞみちゃん‥‥‥‥‥‥‥
カツカツカツ
あ、足音が聞こえる!のぞみちゃんが来てくれたのかな?私は壁に耳をすます。すると、声が聞こえてきた。
「‥‥‥‥ひかり。聞こえる、ひかり。」
誰かいる!だけど‥‥‥‥のぞみちゃんじゃない‥‥‥
「誰?」
「藤田よ‥‥‥‥藤田美沙。」
ふ、藤田さん!?どうして‥‥‥‥‥?
「…………どうして、来たの?」
「‥‥‥‥‥聞きたい事があったから‥‥‥‥来たの。」
聞きたいこと?何だろう?何かいつもの藤田さんと違う。私の事を”ひかり”なんて呼ばないし‥‥‥今の藤田さん‥‥‥‥口調が優しい‥‥‥‥‥
「何?」
「ひかり‥‥‥‥‥”あの約束”覚えてる?」
え?約束?
「約束って‥‥‥‥いつの?」
「7才の時のよ。”タイムカプセル”の約束。」
「ちょっと待って。7才の時は私達まだ知り合ってないよ?私達が知り合ったのは、9才の時のはずじゃ‥‥‥」
「‥‥‥‥‥‥そう。やっぱり覚えていないのね‥‥‥‥‥‥」
そう言った後、なぜか藤田さんが壁の向こうで泣いている気がした‥‥‥‥‥
「藤田さん?」
「やっぱりそうよ!私の親友なら、私の事を「藤田さん」なんて呼ばないもの!もうあなたは、私が知っている”ひかり”
じゃないわ!思い出してよ!十年後に開けようって言ったじゃない!大人になっても親友でいようねって、言ったじゃ
ない!あの約束を思い出してよ‥‥‥‥‥!」
あの約束?約束‥‥‥約束‥‥‥‥‥その時私の頭を”あの夢”が横切った。もしかして‥‥‥‥!
「もしかして‥‥‥‥‥あの女の子が‥‥‥‥藤田さん!?」
その時!
ドンガラガッシャーン!!!!
上から何かが落ちてきた!でも暗くて、どこから落ちてきているのかわからない。だから、私はただ直撃を待つしかなかった‥‥‥‥‥
「きゃああああああ!」
ドカッ!と大きな音を立てて、頭に激突した。痛みとともに薄れていく意識‥‥‥‥
「‥‥‥‥ひかり!しっかりして!ひかり‥‥‥‥‥‥‥‥」
遠くで藤田さんが叫んでいる‥‥‥‥しかし、その声も意識とともに遠くなっていく‥‥‥‥‥
「‥‥‥ひかり‥‥‥‥目を覚まして‥‥‥‥‥ひかり‥‥‥‥‥」
どこかでこれと同じ台詞を聞いた事がある‥‥‥‥‥どこだっただろう‥‥‥‥‥‥そうだ‥‥‥‥‥あの、病院で‥‥‥‥
『ひかり!目を覚まして!お願い!目を覚ましてよ‥‥‥』
そうだった‥‥‥‥‥‥言ったのは‥‥‥‥言ったのは‥‥‥‥‥‥‥‥
「‥‥‥‥‥美‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥沙‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
今、思い出した。しかし、もうその時には私の意識はなく、遠い昔の記憶を旅していた‥‥‥‥‥‥
ーーーーーーひかり・美沙 四年前ーーーーーー
どーも、はーぴんです!
ついに明かされましたねー、二人の過去。
でも、二人に何があったんでしょう?←(お前、作者だろ(笑))
次回は、二人の幼い時の物語です!期待しといて下さい!
では! by はーぴん