第二十五話 春。
25話! 最終回!
実質これがエピローグでーす
優がいなくなってから、
世界は驚くほど、
何事もなく続いた。
季節は進み、
春はちゃんと来た。
Sは、
相変わらず曲を作っている。
前より少し、無茶なテンポを使うようになった。
個人でも活動していて、名前も、少しずつ知られるようになった。
「優がいたら、文句言われてたかもな〜」
そう言って笑うけど、
曲の最後には、
必ず余白が残っている。
ふうは、
相変わらず写真を撮り続けている。
やっぱり、風景が多い。
人の顔が少ない。
編集の癖が変わった。
止めるカットが、長い。
「時間が、ちゃんと流れてる方が、怖いから」
そう言って、
完成品を共有してくる。
僕は、歌詞を書き続けている。
逃げても、
止まっても、
結局、書いてしまう。
優が言った通りだった。
四月は過ぎた。
それでも、
僕らはここにいる。
_音も、
__映像も、
___言葉も、
全部、続いてしまった。
でも、優はもういない。
優が置いたものは、
全部、残っている。
それだけで、
物語は終わった。
そして、
世界は続く。
これにて、「あの音が、消えませんように。」完結いたしました!
初めて書いた長編作品。無事完成させることができてとても嬉しいです。
ピーク時は、一日のPVが100回超えたり、20分で30PVを超えたこともあって、モチベーションが上がってもう最高の時間でした!
次回作は、2月中旬に情報公開予定です!




