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詩*日常から*

City

作者: a i o

(片隅で今日も生きる)



モノレール駅/


朝の透明なホーム

伸び行く

真っ白なレールは

街を切り開き

蛇行する 川筋


今日こそは

今日こそは

海へと流れ出す




スクランブル交差点/


息を詰める 四隅


つかの間の 息の交換




ビル群/


頂点を

指で辿り ギザギザの

ビルの鼓動に

耳をすます




モノレール駅/


今朝

ともに並んだ人と


ともに降り立った

夕暮れのホーム


点として集い

線として流れ

点として去る


知ってるようで

なにも知らない あの人も


潮風に

吹かれたいと 思うだろうか







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― 新着の感想 ―
タイトルにもなっている都会の中の風景の一つひとつが、印象的に綴られていき、それが点と点からやがて線へと繋がりつつ、点としての存在感も増すようで、心に残りました。 朝の透明なホームと真っ白なレール、印…
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