表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/30

第7話パールハーバー


俺の居た未来世界では覇権国家になった、超大国アメリカ。


真珠湾攻撃を描いた映画はいくつも作られているが、全世界で楽しまれて

見られているのをご存知だろうか?


覇権国家のアメリカが嫌いな人間は大勢居る。

それらの人達にとってすれば真珠湾攻撃で次々とアメリカの軍艦が沈没し撃沈されるアメリカ戦艦というのはエンターテイメントとして最高な作品なのである。


もしアメリカとの戦争があるのならば

制空圏を掌握して録画もしなければな。と俺は決意するのだった。

と、いうわけで、覇権国家アメリカと敵対するという事はマイナスもあるけどプラスもあると言える。


まずはアメリカ太平洋艦隊を殲滅し、

大西洋艦隊を持って来て再建された

アメリカ太平洋艦隊を再度、殲滅し、

更に再建されたアメリカ太平洋艦隊を

更に殲滅するってのも良さそうだな。


オーストラリアやインドに対しても

日本は領土の割譲は望まないとか言って善玉アピールするのもいい。

資源は買わせてもらうが。

あと、食料も。



ついでに地面が盛り上がって地下から

巨大な飛行場が出現するのも映像にして残すか。

まるで宇宙戦艦ヤマトの発進シーンだが、飛行場は長さが3,000mはあるから

遥かに大迫力だな。管制塔は空母の艦橋のような形にしちゃおうかな。

まるで氷山空母のようだよな。

海に浮かばせてカリフォルニアに向けて『発進!』させちゃおうかな。


って、こんな事ができるのも日本の近くのユーラシア大陸から地面やら

資源やらレアメタルやらを奪っている

からなんだよな。

その気になれば、ゆっくりと地盤沈下させて海に沈める事もできる。

『某国沈没』ってわけだ。

逆に日本列島は増やしたり盛り上げたりする事もできる。

まぁ、大国だと沈没は大変だが。


というわけで、しれっとシベリア鉄道の開通を邪魔している俺なのだった。

工事が遅れに遅れて当初の予算の倍の予算をかけても開通できていないシベリア鉄道。

ロシアは苦悩するのだった。

清国の完全支配を目論む帝政ロシア。

果たして清国の運命や如何に。


ロシア皇帝はアフガニスタンにも

列車の線路を伸ばそうとするのだった。

アフガニスタンの先にはインドが!

イギリスは大ピンチだな。


皇居の中に借りている借家にて

俺は温泉に入浴しつつステータス画面を確認し、日本列島の地下に広がりつつあるゴーレム体の進捗状況にニマニマするのだった。あと1か月もあれば

北海道から九州まで、小笠原諸島方面を網羅できそうな所までゴーレム体は

広がっている。


実は日本各地に発電所も建設している。ゴーレム発電所はメンテナンスフリーだ。

それほど需要はないが、大規模な工業化には電力は必要不可欠だからな。


電気はいくらでも作り出せるから、

今の日本に発電所が足りないなんて

知らなかったぜ。


俺は発電所を作って安価に売るだけ。

各地の電力会社よ頑張れ!

というお気楽な商売である。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ