晴れた日の朝
夏休みも終わる頃だ。
春よりも夏は嫌いだと思った。
夏よりも春が好きだと思った。
いつでも気持ちは移り変わるが、僕は赤い服があれほど似合う人はいないと思うほどの、懐かしい夢を見た。
その人は激しく暴れては笑っていたのだ。
黒い人や大きな人。
みんな楽しそうに笑ってた。
まるで何かのアクション映画のようだった。
僕は楽しそうにしている彼女らを眺めては寂しかった。
だから僕はいつもよりも楽しく日々は退屈だった。
サイレンが響く。
赤い雨がふる。
黒い鬼車が走る。
どれも何もかも懐かしい。
僕は恋したのだ。
だからまた起きる。
信じてる。
何もかも信じてる…