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天と地の神さまの話
彼らは始祖である太陽と月の神から産まれた天と地の神である。
二人は、すぐにお互いのことが大好きになった。
一目見た瞬間から惹かれあうことを運命づけられて、この世に生まれたようだった。
二人の初めての使命は命を未来へ繋ぐことだった。つまりは子作りである。
一番最初に、二人の間には、男でも女でもないリゴという名の子供が産まれた。太陽と月の神は失望し、二人を引き離し、天と地の神に別々の使命を与えた。天の神は空に昇り、天候を管理する仕事を、地の神は地下へ潜り、死者を迎え入れる使命を。
天と地の神は、二度と会えなくなった。だが、思いは深く、お互いを決して忘れることはなかった。会えない時間は、相手のことを増々深く思い合う時間となった。
二人が出会う時は、世界が滅ぶ時だ。天と地が合わさり、この世界が終わる。一生会えないことを決定づけられた二人は、悲しみに暮れたが、諦めなかった。いつか必ず会えることを盲目的に信じ、役目を全うし続けた。




