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異世界転生 第二の人生は胎児から 新生児からはじまる無双物語  作者: ねむねむぴよ
第4章 新生児が先生に成れるのか?やれてるんだからどうでもいいじゃん
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40話


 遅めの翌朝ソレイユと供に食堂へと降りると、離宮は大騒ぎとなっていた。


 空堀にざっと50名超の死体が転がっており、ラインハルトの忠告の通り賊が攻めてきていたと判明、しかもその死骸の全てに外傷はなく死に顔も穏やか。身元の分かる者もなく装備も残らず回収された後だった。

 これだけの人数に今の離宮が襲われたならば、相当な被害が出ていただろう。


 近衛騎士達がそんな対応をしている中、多くの馬車が離宮を訪れていた。

 平たく言うと、” ラインハルトの弟子にして欲しい ””お茶会に招いて知識を披露してほしい ”というもので、何処ぞの誰とも知らない紹介状を握りしめ見たことも聞いたこともない人々が扉を叩く。


 その一番先陣を切ったのか、ちらりと見えた ” お髭先生 ”こと ブライハイドレイズ・ガル・メリファクトリアス・ロードリアス卿・・・10数歳台の身長にトンガリ帽子、トレードマークの月刊雑誌3冊分程の豪華な革張りの本を背中に括り付け、膝をついて大人の頭程の魔石を掲げ、” 殿下にお目通りを!!ぜひ儂を一番弟子に!! ”と叫んでいるのが食堂まで聞こえてくる。

 まぁ、今は用事が無いので放置で・・・・


 食堂の窓から見える中庭には黒装束の死体がシーツを掛けて並べてある。


 朝早くから、肺の中の一酸化炭素を気流操作で抜き取り、無害化した甲斐もあって安全だ。

 後は、負の魔力を帯びてアンデットになる?こともあるので首を落として埋葬する必要があるとの話し声が聞こえてくる。


 ラインハルトは既に50名近くの死体を確保しているが、人体解剖用にの残りの死骸も手に入れたいと思っていた。

 そのため朝食を終えると食堂の奥、厨房の裏戸をソレイユに開けてもらい裏庭にでた。


 「 きしの えらいしとはどこにいましゅか? 」

 死骸を眺めている二名の騎士にライハルトが問う。

 「 で、殿下! このようなところに来られては・・・・ 」

 「 そのしたいを、すべてしきとりたいのでしゅが。 」

 「 何に使われるのですか? 」

 「 かいぼうして、みなに じんたいの こうぞうを おしえるのでしゅ。 」

 二人の騎士はお互いの顔を見合わせ・・・

 「 その特別講義は何時・・・いいえ、隊長に報告してまいります! 」


 一人の騎士を残し駆けて行く騎士。

 「 きししゃま けんじゅちゅとは どのようなものでしゅか? 」

 そう言うラインハルト達を、騎士が優し気に達を見つめている。


 「 殿下も男の子ですね・・・副隊長の私アインツハルトで宜しければ隊長が来るまでお教えしましょう。 」


 「ゴホン、では騎士の心得からお伝えします。

 ” 若き騎士よ、神を愛し、婦人を尊ぶことを学べ。 さすれば、汝の誉も育つ。

 騎士道を実践せよ。 汝を気高くし、戦いにおいて汝に誉をもたらす作法を学べ。 ”

 まず騎士は、この誓いを心にたてます。


 そして、剣術の神髄を習います。

 ” 先、後、柔、剛、間。この五つの語に開祖のすべての作法がある。

 そして、それはあらゆる戦闘における基礎にして核である。

 徒であろうと、馬上であろうと、甲冑をつけていようとなかろうと。 ” と続く訳です。


 では、基本的な型をお見せしましょう。

 基本は、4つの基本構え、5つの「達人の攻撃」、3つの時間概念からなります。


 時間の概念から説明します。

 ” 先 ”速攻を意味し型を崩し敵を打つ。

 ” 後 ”敵の動きを読みそれを躱して敵を打つ。

 ” 間 ”これがもっとも難しく、相手の刃と自分の刃の接触の瞬間に関わるもののようで、熟練した騎士は” 感じ ”で相手の次の行動を読み、その ” 間 ”を計って、もっとも適切な行動を判断するとされます。 

 あと ” 剛 ”と” 柔 ”は、用いられる力の総量に関わる事て。どちらが良いということではないのですが、相手の行動への反撃には対となる反応をする必要があります。

 柔は剛を制し、剛は柔を制する。というものです。


 続いて型ををお見せします。


 「 日/屋根より! 」

 右肩上もしくは頭上に剣を構える基本型を示す。


 「 続いて 雄牛! 」

 頭の左右どちらかの側に剣を構え、切先を牛の角のようにラインハルトの顔に向ける。


 「 更に 鋤!」

 後ろ腰の左右どちらかの側に剣を構え、切先を相手の顔に向ける。


 「 最後に 愚者!」

 下段に構え、切先は地面に向ける。


 ラインハルトをソレイユは、落ちていた木の枝を構え、声を張る!


 「 日/屋根より! 」

 「 雄牛! 」

 「 鋤!」

 「 愚者!」


 『 ポン! 剣術の構えをを検知 【剣術基礎】を習得しました。 』

 『 ポン! 剣術の型を検知しました 派生スキル【日/屋根より】【雄牛】【鋤】【愚者】を習得しました。 』

 今日はいい日だ、スキルがザクザク増える。


 ソレイユも剣術基礎が派生したらしく小声で『スキルを得ました』などと言ってくる。


 アインツハルトは目を見張る。 三歳程度の身体で見事に棒切れを振り回し、その方が離れるような見事な体捌きであったからだ。

 もちろんラインハルトが魔法で身体強化を使用し騎士見習い程度の身体能力を既に持っているとは知らないのだが、その動きに気を良くし更にその先を教え始める。


 「 なかなか良い体捌きです。さて、剣による攻撃について、基本3種、時として ” 3種の傷を負わす者 ”と呼ばれています。

 まず、” 斬り ” 剣の一方の刃による斬り付けです。

 上段斬りと下段斬りがあります。 」


 アインツハルトの剣先が空気を切り裂く。


 「続けます 突き!」

 切先による刺突 シュッツと言う音と共に突き出される剣先


 「 切り落とし! 相手の体に刃を押しつけての押し切りまたは引き切りです。 」

 近くにあった太い薪を立てかけ、それに向かって切り落としを行う。

 ジャン!というで県のこすれる音と共に、薪には深い切り傷が付いていた。


 「 さて、殿下、試してみられますか? 」

 「 あい! 」


 一番太い薪を選んでもらい、立てかけてもらう。

 小枝に目いっぱい魔力を注ぎ強化、鉄剣並みの硬さに成っているだろう。


 ラインハルトは、力を抜いて打ち込み寸前に力を入れる。

 「 上段斬り! 下段斬り! 」

 間に事態に、小枝が当たった所がぱっくりと割れる。

 「 突き! 」小枝が根元まで突き刺さる。

 「 切り落とし! 」ラインハルトが体を押し当て小枝に微細振動を与え高周波ブレードと同等の効果を与え引き下ろすと、薪は斜めに綺麗な切り口を見せて ゴトンと音を立てて落ちた。

 『 ポン! 剣術の使用を確認、派生スキル 【斬撃】【刺突】【切り落とし】を取得しました。 』


 これには アインツハルトも開いた口がふさがらない。

 持っているのは小枝なのだ。当然魔力は多少できても専門外である。

 「 ・・・・ら、ら、らいんはると様? 今のはなんですか? 」

 「 ないしょでしゅ! つぎをおしえてくだしゃい! 」

 満面の笑顔でアインツハルトをキラキラした目で見つめる。

 彼の背中には冷たい汗が流れ、気が付けば脇迄グッショリ濡れている。


 「 は・・はっ! 次は足運びです。 基本は三角、熟練は円です。

 まずは、引き込み技から・・・・

 ” 吊られた切先 ”いわゆる受け流しです。 殿下、私に打ち込んできてください。」

 ラインハルトが小枝を以ってアインツハルトに迫る。

 彼はどこぞの剣豪に迫られた様に後ろに下がりたくなる衝動を必死に抑える。

 

 ヒュン!小枝が風を切る、それに合わせ半身を逸らせラインハルトの首を跳ねようと剣を滑らす・・・

 はずが、ジャリジャリと声だと思えない音と共に、剣が柄本からバキンと折れた。

 『 ポン! 剣術の使用と見取りを確認 派生スキル 【吊られた切先】【見取】を取得しました。』


 「 だいぶ ひろうが たまってたのでしゅね、これをつかってくだしゃい! 」

 先日の暗部の頭が使っていたショートソードを異空間収納より出した。

 大きさ的にも稽古に使ってくれていた剣と同じいくらいだろう。

 只作り拵え鞘、剣本体に至っては、かなりの高級品である。


  少し青ざめたアインツハルトは片膝を突き、両手で恭しく剣を賜った。

 『 この方は剣神だ、数物とは言え小枝で鉄剣を叩き折る?師範・・いや剣豪にもできるはずはない・・・』

 「 つぎをおしえてくだしゃい! 」

 「 はっ! 次は ” 王冠 ”です。 お相手は? 」

 「 ソレイユおねがい 」

 「 しょうち しました 」


 ラインハルトは、アインツハルトとソレイユの立稽古を見守る。

 体軸を左右に変えながら円の動きでソレイユの突きや切り落としを躱してゆく。隙あらば鞘付きの剣でソレイユの隙を軽く撫でる。

 『 ポン! 剣術の看取り稽古を感知しました。派生スキル【剣術中級】【王冠】を取得しました。 』


 「 あい!分かりました 」

 息を切らすソレイユをラインハルトが止める。

 「 あいんつはるとしゃん こうとうなのおしえてくだしゃい! 」

 「 は・は・はい! 師範代の攻撃技になります。

 ”5つの攻撃 ”” 秘密の攻撃 ”と呼ばれていた物で後に” 師範攻撃 ”と呼ばれるようになったものです。

 元は奇襲のために隠匿されるように意図されていたようですが、後継者たちによって、一般的に知られるようになった物です。すべて遠い間合いから、三角の足捌きで行われます。 」


 「 ” 怒りの攻撃! ””日/屋根より”の構えから、相手の上体に袈裟懸けに強く斬り付けます! 」

 ザン! 新しいショートソードを抜き架空の敵に向けて剣を振るう。

 『 ポン! 剣術の看取り稽古を感知しました。派生スキル【怒りの攻撃】を取得しました。 』


 「 ” 捻じれの攻撃 ” 相手との間の直線を横切るように、左から右あるいは右から左に斬り付ける。「雄牛」の構えを崩す物です! 」

 ズバッ”

 『 ポン! 剣術の看取り稽古を感知しました。派生スキル【捻じれの攻撃】を取得しました。 』


 「 ” 斜めの攻撃 ” 高めの水平斬りで、右からの攻撃する場合は裏刃で、左からの場合は表刃を使う。「日/屋根より」の構えを崩す物です。 」

 シャン!

 『 ポン! 剣術の看取り稽古を感知しました。派生スキル【斜めの攻撃】を取得しました。 』


 「 ” 斜視の攻撃 ”狙うと見せかけたところとは別の部分を攻撃するフェイントです。

5つの攻撃のなかではもっとも取得難しく、私も完全ではありません。単純に、右上段からと見せかけて、裏刃による左上段に変化するフェイントと見なしている。「鋤」の構えを崩す物です。」

 シャシュ!

 『 ポン! 剣術の看取り稽古を感知しました。派生スキル【斜視の攻撃】を取得しました。 』


 「 最後は” 垂直の攻撃! ”相手の上段、もっとも多いのは頭部への垂直の斬り付で「愚者」の構えを崩ものです。

 ブオン!

 『 ポン! 剣術の看取り稽古を感知しました。派生スキル【垂直の攻撃】【剣術上級】を取得しました。 』


 この後も、アインツハルトに色んな技を見せてもらったが小手先の技なのだろうかスキルとして習得できなかった。

 そうこうしていると、燃え尽きたアインツハルトの元に汗を掻きながら隊長がはしってきた。

Wikiさんのドイツ流剣術が参考です。アレンジしてありますので悪しからず。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 魔法の才能だけでもすごいのに見ただけで剣術も覚えられるのすごすぎますね! シルバウム公国の人間たちもまさか行方不明になった暗部の人間たちが 人体解剖の被検体になってるとは思わないでしょうね…
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